教えて聞かせて保育園!
 働くママさんパパさん、保育園のこと、気になりますよね。
「子育てコンビニ」では、12月まで、保育園のいろんなことを調べてきます!
 先月に引き続き、「教えて聞かせて保育園!」。いつから預けたのか、どうして預けることにしたのか、保育園に預けてどうだったか・・・そんなお話しを保育園に実際にお子さんを預けているママさんパパさんに聞いてきました。

「椎の実子供の家」に預けているお母さんから・・・
Q1)何歳から預けましたか?
 職場近くの無認可保育園に0歳(4か月)から、そして認可保育園にこの4月、2歳で転園できました。4月入所以外は難しいと聞いていましたし、育児休業は1歳の誕生日前日までしかとれませんでしたから、0歳の春(認可保育園に入所できず実際は4月は夫が育児休業しましたので5月から)以外は考えていませんでした。

Q2)預けてよかった点はどんなところですか?
 一番大きいのは、子どもの成長、発達についての心配がいらなくなったところでしょうか。寝返りもするかどうか、母乳やミルク以外もほとんど受け付けない、という状態から預け始めたわけですが、保育園ではその子の状況や個性を見極めつつも、適当な月齢から離乳食、おすわり、そして最近ではトイレトレーニングやお着替え練習なども始めて下さいます。先生の配慮や、お友達の様子をみて、いろんなことができるようになっていることにいつも驚いています。

Q3)預ける時に気をつけたほうがいいことはどんなことですか?
 まず、預ける前にはかならず見学をして、できるだけ保護者が納得できるところに預ける方がいいと思います。長い時間預けるので、保育者の方などから受ける影響も大きいと思うのです。また、ふだんは連絡帳や送り迎えのときに情報交換をして、園での様子、家での様子をお互いに伝え合うように心がけています。

Q4)子どもと接する時間が少なくなる事をどんなかたちで解消していますか?
 子どもと接する時間は少ないですが、だからこそおだやかな気持ちで受け入れられるのだと考えています。昼ごはんは子ども抜きで好きなものを食べられるし、通勤の時に音楽を聞いたり睡眠不足を解消したりして、自分のストレスはそこでずいぶん発散できるので...うちの子どもは甘えん坊なので、1日中一緒にいるようなときはけっこう疲れてしまうのですが、夜だけくらいなら甘えてきても 応えてやれます(朝は時間がないので大変ですが)。保育園の帰り道も、歌を歌ったりお話しながらののんびり時間ととらえています。
 最近第二子を出産しましたが、もともと家事嫌い、子ども嫌いの私がそんな気持ちになれたのも、保育園のおかげだなあ、としみじみ思っています。離乳食を食べないとか、トイレトレーニングがうまくいかないとか、いわゆる「子育てのストレス」が「保育園ではできているのだから家でもそのうち できる」というおおらかな気持ちでとらえられているのです。そのうえ、第二子妊娠中に切迫流産で安静になってしまった時、出産後に昼も夜もない時などでも、赤ちゃん返りした子どもが保育園に行くとだいぶ楽になりました。
 実は、もともと子どもとうまくいくかどうか自信のない私は、いつか「○○先生のほうが好き」って言われるのではないかと思っていたりしましたが、お迎えに行くと「ママだーいすき」って言ってくれます。とってもかわいいですよ。


上連雀保育園に2歳と5歳の息子さんを預けているお母さんから・・・
Q1)何歳から預けましたか?
 5歳の息子は生まれたのが9月だったので、6ヶ月から、2歳の息子は6月に生まれたので、10ヶ月から預けました。

Q2)預けてよかった点はどんなところですか?
●一人で悩まずに、子育てで困ったこと、例えば健康のことは保健婦さんに、食事のことは栄養士さんに、その他は先生方に相談できること。また共通の悩みは親同士の交流(懇談会等)で解決できること。
● しつけや子供との接し方や話し方などが、手本になること。
● 小さい頃から遊び相手に困らず、集団生活に慣れること。集団行動への適用が早いこと。
● 専業主婦が日中親一人では到底こなせないスケジュールを用意してくれること。例えば、毎日、朝から夕方まで外遊び、同じ時間にお昼寝、夏には毎日プール(0、1歳児はたらいでの水遊び)、シャワーを1日2回など。
● トイレ訓練、食事等も、集団だとお互いに張り合って練習したり、頑張って食べたりすること。
● 小さい頃から行事参加があるので、自覚が生まれること。また保育園は月齢などにあわせて行事の内容を考えてくれること。

Q3)子どもと接する時間が少なくなる事をどんなかたちで解消していますか?
● スキンシップ 保育園の送迎時は必ずだっこをすること。
● 土日は必ず子供との時間にすること。

インタビューをした叔母の立場から
・・・
 二人の甥っ子を見ていると、同年齢の子より自立しているように見受けられます(叔母ばかかな?)。また、集団行動になれているせいか、非常にひとなつっこいです。二人とも保育園は大好きで、熱が出てお休みすると、一日中、今保育園ではお友達は何しているのかなあとか話しています。お友達がお休みの時は、すごく気にしていたり、人付き合いが下手は私は、そんな二人がうらやましくなったりもします。私も保育園に行っていたらなあなんて。。。


2002年4月から保育園に男の子(1歳)をいれたママさんから・・・
 妊婦時代は、半年もすれば復職するだろうと思っていたのですが、いざ、出産してみると、子供から離れられなくなり保育所に預けることは全く考えていませんでした。仕事は辞めるつもりでしたが、続けるよう姑の説得が続き、一度、預けてみることになったのが、始まりです。
 こんなに楽しい時間に自らピリオドを打ち、仕事をしなければいけない悲しさ、母乳で育てていたので、おっぱい無しではお昼寝できないのでは?という心配、母親が必要な時にそばにいてあげられない罪悪感など、様々な思いが錯綜する中、子供が嫌がり、泣いてすがるようであったら、仕事を辞める条件で、満1歳3ヶ月の4月から預け始めました。
 当然、寂しくて泣くことを覚悟(期待)して送り出したのですが、入所1ヶ月前から、毎日のように保育所に遊びに行ったのがよかったのかちょうど周囲への関心が高まった時だったのか、嫌がることなく楽しそうに保育所に通い始めてしまいました。問題のお昼寝も、友達が自分からお布団に入り、寝ているのを見て真似しているうちに寝てしまい、なんなくクリア。寂しいのは母ばかり・・・子供は、自分で育つもので、母親は、自分勝手にしっかり愛情を与える役割なんだなあ。と実感しました。
 保育所を辞める理由もなくなり、日々保育所のいい点を見出し、今では、保育所に預けてよかったと思っています。ただ、今の生活は、会社と家族の理解が無ければ考えられないです。勤務は15時まで、朝の見送りと皿洗いは主人が担当し、なんとか毎日を過ごしています。
 小さな悩みは、おっぱいに対する執着心が以前よりも増し、私も、乳腺炎になりやすいことでしょうか。卒乳の日が待ち遠しいやら、寂しいやら・・・

南浦西保育園の年長さんのお母さんから・・・
Q1)何歳から預けましたか?
南浦西保育園では1歳児〜預けましたが、それまでの間は、民間保育園の光保育室にあずけていました。(0歳児〜)

Q2)預けてよかった点はどんなところですか?
集団生活をすることで、協調性・競争心が身についたり、自分より小さい子へ対しての接し方・野菜植えから収穫までを見守れたり、家では食べない食品を食べれたり、良かった点はたくさんあります。

Q3)預ける時に気をつけたほうがいいことはどんなことですか?
気になることがあった時には、先生にお話をしておいたり、また先生からも気になることがあるときは、どんなことでもこちらに伝えてもらう。日頃から先生とのコミニケーションをとり、お互いの信頼関係を築いておく。保育園での怪我・お友達との喧嘩などは、お互いさまなので、よっぽどのことでない限りは、騒ぎたてない。

Q4)子どもと接する時間が少なくなる事をどんなかたちで解消していますか?
一日のうちに一回は、おもいっきり抱きしめてあげる。短時間でも、ジャンケンをしたり、保育園の行き返りに一緒に歌をうたいながら、通園する。