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「子どもたちの心におはなしをとどける」
わたげの会さん

三鷹市内の幼稚園・小/中学校・図書館・児童館などで
おはなし会の活動をされているわたげの会さん。
絵本の読み聞かせとはまた一味違う「素話(語り)」で楽しませてくれます。
素話(語り)とは、昔、囲炉裏のそばで
おじいさんやおばあさんが昔話や伝承を聞かせてくれたように
物語を諳んじて「届ける」ものです。

お話の間、子どもたちは驚くほどすっと物語の世界に引き込まれ、
集中して聞いています。
どんなテクニックがあるのですか?とお聞きしたところ

「テクニックは特にありません。
でも、自分を通してお話が前に出ていくよう心がけています。
子どもにお話が届くと物語の中に入ってきてくれます。」

と答えてくださいました。

活動は小学校だけではなく、中学校にも行かれるそうです。

子どもの年齢が上がると題材も変えるのでしょうか?
どんな風に題材を選んでいますか?

との質問では、

「小学校高学年だからといって、
難しいお話を選んだりしているわけではありません。
1年生が楽しめるお話を
6年生も楽しんでくれることもあります。
1年生とは違った部分をおもしろいと感じるようです。
難しく考えることはなくて、
ふざけた話や楽しいお話でいいと思うのです。
こちらが楽しむと子どもも楽しんでくれるように思います」

とのことでした。

この日は小学校の2年生の図書の時間を使って
おはなし会とパネルシアターで楽しいお話をとどけて下さいました。
おはなし会。クリックすると大きい画像がご覧いただけます。 パネルシアター。クリックすると大きい画像がご覧いただけます。

いつも45分の間に3つのお話ができるよう、プログラムを考えているそうです。
reported by sara

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