HOME>2012年11月号特集「赤ちゃんと遊ぼう!!〜絵本編」
コミュニケーションが大切だっていうけど、まだしゃべれないし・・・・ 遊んであげてもイマイチ反応が・・・(^-^; 遊びのネタも尽きた・・・orz |
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そんなとき!!絵本を使ってみませんか? |
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絵本とか見せてみるけどすぐ投げちゃうんですけど〜(-_-;) だいたい言葉もわからないのに絵本もらっても・・・ |
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イエイエ!赤ちゃんはパパやママに絵本を読んでもらうことが ホントに大好きなんですよ!! 今回は、 絵本を使って赤ちゃんと遊ぶ方法を三鷹市立図書館の方に教えていただきました! |
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2012年10月、三鷹市立図書館の池上さんと岩間さんに、 絵本を使って赤ちゃんを楽しむコツを教えていただきました♪ 参加されたのは、生後3カ月から2歳までのお子さんとお母さん、16組! どんな絵本が出てくるのかワクワクドキドキ〜((o(^∇^)o)) |
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最初の絵本は、「もこもこもこ」。不思議な形と音(言葉)の絵本なのですが、始まったときにみんながぐっと集中したのにビックリ! 日本語の響きは、あかちゃんたちの脳にピピっと反応するのだそうです!! 走って前に出てきちゃうのは、絵本を面白いと思っているから。 絵本の世界に触れよう、入ろうとしているんですね〜(o^-^o) |
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次は「おうまさんしてー!」。 子どもが大好きなおうまさん遊びの絵本です。おとうさんのおうまさんだけじゃなくて、次々にいろいろなおうまさんが! 今日はお父さんやくまさんたちみたいな「おうまさんごっこ」はできないけれど、わらべうた「うまはとしとし」でみんなもおうまさんにのりました。実際の遊びと絵本とがリンクするのは楽しいです。逆に、体を使った遊びに(ママが)疲れたら、「じゃあ、次はこの絵本ね」とつなげることもできますね。 |
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さてさて、 おうまあそびでおなかが減っちゃったかな〜ということで出てきた次の絵本は、「くだもの」。 リアルな果物の絵の絵本ですが、池上さんは、赤ちゃんの好きそうなくだもののところだけを見せてくれました。「最初から最後まで読まなくちゃ!」って思わず、こういう使い方もアリなんですね〜! このあとは、ハンカチでバナナをつくって食べました♪ |
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最後の絵本は、これも遊びと一緒にできる「ぴょーん」です。 ページをめくるたびに、いろいろな動物が「ぴょーん」とジャンプするのですが、それに合わせて、赤ちゃんたちもママに「ぴょーん」させてもらっていました。 「たかいたかい」は、みんな大好きですものね! モチロン、実際に「ぴょーん」しなくても、絵本で一緒に「ぴょーん」と読むだけで、赤ちゃんたちは十分楽しいのです。ちょっと大きくなったら自分で「ぴょーん」もできますよね! |
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みんなで楽しんだあとは、 図書館の方から、絵本での遊び方についてお話をうかがいました。 お母さんを始め、身近な人からの言葉を 生まれる前から赤ちゃんはちゃんと聞いているのだそうです。 そして一番身近なお母さんの声は、お腹の中にいるときからしっかりと記憶され、 赤ちゃんの脳を刺激していて、 生まれてからも、懐かしいその声に反応し、脳を育てていくのだそうです。 生後5日の赤ちゃんの実験でも、母語とその逆回し、雑音のうち、 言語を理解する脳の部分は、母語にだけ強く反応したんですって〜すごい! でも、そういうことを別にしても、 絵本をコミュニケーションや言葉がけのきっかけ作りに使うと、子育てがとても楽しいものになるとのことです♪ 子どものエンドレスの「もっかい(もう一回)!」に 「え〜またぁ〜?」という気持ちになりがちですが、 心地いい経験だからこそ繰り返したがるので、できる範囲で応えてあげてほしい・・・ けれど! できる範囲でOK!! 時間がないときは、たとえば「ご飯を作るからあと一回ね」と言っておしまいにしてもいいとのこと。 義務感、教育モードは逆効果! 自分の好きな絵本を一緒に楽しんで読むというキモチでいればいいのだそうですよ。 みなさんにいただいていた質問にも答えていただきましたよ! |
Q1 | ウチの子、かじったり投げたりしてちゃんと聞けないのですが・・・(涙) |
A1 | 「ちゃんと読まなきゃ!」「じっと聞いてもらわなきゃ!」と思わないで、その子がしている事を一緒に楽しめばいいのです。たとえば、かじるときは、「その本に興味があるんだね〜」と寄り添ってあげ、また、 ある部分だけ読みたがるときは、そのページをその子の反応を楽しみながら一緒に楽しんだり。絵本に興味を示さず、動き回るときは、無理強いせず、その子の興味に合わせて遊んであげてください。 でも図書館で借りた本は気を付けてくださいね! |
Q2 | ページをどんどんめくっちゃって、おはなしが読めません |
A2 | お母さんも一緒に絵本をめくって遊んじゃいましょう! |
Q3 | 絵本に 興味がなさそうに見えます・・・(泣) |
A3 | すぐ目に見える反応がなくとも気にしないで! お母さんが好きな絵本で、その子と楽しい時間を共有できていれば、大丈夫なのです。 お子さんの気がそれたら、お子さんの興味に合わせてあげてください。 |
Q4 | わたし、読み方が下手なんです。ちゃんと抑揚とかつけないとだめですか? |
A4 | 読み手の言葉や表情から感情が伝わるので、親が楽しんでいる事が大事! どんな読み方でも、お母さんとお子さんが心地よく感じる事が一番! |
結局、難しい事は考えずに、お子さんと一緒に絵本を楽しむ事が一番!というのが、結論でした(o^-^o) みなさんも、「本を読んであげるっ!!!」とがんばりすぎず、 楽しく絵本を子育てに利用してみてくださいね♪ |
2012年11月号