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整理収納アドバイザーの小宮真理さんにお話しをうかがいました!


三鷹で子育てをされている整理収納アドバイザー小宮真理さんに
子どもの作品の処分を含め、
悩みのつきない「お片づけ」についてアドバイスをいただきました!

コンビニ編集部 園や学校、それから家でも素敵な作品を作ってくれるのはうれしいのですが、日々増えていくばかりで・・・(涙目)ずばりどうしたらよいのでしょうか?
作品で遊びつくす!話しつくす!そして(子どもの)喜びと意志を尊重する!
小宮さん 本来、お子さんは自分で作った作品(立体的な)で遊びたいので、それを取り上げて飾るのではなく、思う存分遊んで壊してもらいましょう!壊れてしまえば、大人も子供も諦めが付きます。ずっと綺麗だから手放せないのです。絵などの作品に関しては、保存期間(月ごと、学期ごと)を決め、その中からお子さんに「ベスト3」を選んでもらい、あとは処分しましょう。と言うのも、お子さんはお母さんにその作品についての話を聞いてもらうことで、満足することが多いからなのです。
コンビニ編集部 作品の写真を撮るなんて方法もあるようですが・・・
小宮さん 作品だけが映っている写真は、後日見ると案外楽しくないのです。それよりも、その作品で遊んでいるお子さんの最高の笑顔の写真をたくさん撮ってあげてください。お子さんが作った作品も最高の笑顔も1枚に残せますよ!
コンビニ編集部 作品の取り扱いだけでなくお片づけについてもアドバイスをお願いいたします!、小さい子どもがいるとお片づけは本当に大変なのですが、実際何歳くらいからお片付けはできるのでしょうか?
小宮さん 実は、2歳くらいからできますよ。と、言っても、大きい箱やカゴにおもちゃを入れるだけのお片付け、いわゆる「ないないして(しまって)ね。」です。
そして、幼稚園児くらいで、簡単な分類のお片づけができるようになり、小学校に上がる頃になって、一人でお片付けられるようになりますね。
コンビニ編集部 子どものお片付けですが、おもちゃを元のところに戻すのが一苦労なのですが・・・
小宮さん 元に戻す場所がわかるように、おもちゃを入れる箱やカゴと元に戻す棚に、シールを貼るといいですね。そして、おこさんに「シールのところに遊んだおもちゃを戻せるかな?できるかな?」と聞いてみてください。ほとんどのお子さんが「うん!できるもん!!」と、目を輝かせて答えるので、「じゃあ、おもちゃのお片付けはお願いしてもいいかな?○○ちゃんがやってくれるとママ助かるのよね。」と。そして、お子さんができたら「うわ〜凄い!ママ助かったわ。」とお子さんをムギューと抱きしめて上げてください。
まだ字が読めない年齢のお子さんが場合は、アンパンマンやトーマスなどの一目でわかるお子さんの大好きなシールでOKです。(字が)読み書きできるお子さんの場合は、是非、お子さんに書いてもらいましょう!自分の字で書くともっと【守ろう、意識しよう】としますよ。と
コンビニ編集部 なるほど!子どもでも一目でわかるよう【シールを貼ること】がポイントなのですね!
お片づけも子どもが「自分で考えて決めた」と思えることが大切!
小宮さん そうなのです。そして、お母さんがおもちゃのしまう場所を決めるのではなく、お子さんに決めてもらうのもいいですね!その際、お子さんに「どこに置いたら取り出し易くて仕舞い易いかな?」と聞きながら、行ってくださいね。お母さん目線ではなく、お子さんが自ら考えて決めるので、お片付けに対する意識が変わってくるでしょう。
コンビニ編集部 おもちゃもたくさんあって、親の目から見ると不要なモノも結構あるのですが。それに、子どもに判断させると、高いおもちゃや捨てて欲しくないモノも捨ててしまうのではないでしょうか??
子どもが「いらない」と決めたら取っておかない!
小宮さん そうですね、親の目から見ると【必要なモノと不要なモノ】の違いが分かりにくいので、おもちゃの箱やカゴから一度すべてのおもちゃを出して、お子さんに【判断=整理】してもらいましょう。お子さんが「いらない」と言ったものは、「まだ使っていない、勿体ない・・・高価なのに・・・捨てちゃうの?」と思っても処分してください。と言うのも、お子さんが好きなおもちゃとお母さんが取っておきたいおもちゃは違うのです!「うちの子はおもちゃを捨てられないの。」と嘆くお母さんが多いですが、もうお分かりですね、おもちゃを手放せないのは、実は、お子さんではなくお母さんなのです(笑)
コンビニ編集部 お片付けをより楽しくするコツみたいなものはありますか?
小宮さん 親子で一緒にゲーム感覚で取り組むといいですね!
例えば、昼食と夕食の前などに「ママはご飯の(お)支度をするから、○○ちゃんはお片付けしてね、どちらが先に終わるか、競争ね!」と声掛けをして、タイムを計ります。ここでのポイントは、ギリギリのところで、ワザとお母さんが負けることです(笑)負けてあげることで「ママに勝った!」と喜んで、また、「ママと競争したい=片付ける」と思ってくれますよ。
コンビニ編集部 負けないとダメなのですね(笑)
小宮さん そこがポイントです!
コンビニ編集部 お片付けについていろいろ教えていただきましたが、一言でいうと?
小宮さん お片付けには、必要なモノと不要なモノを【判断=整理】することがとても大切です。と言っても初めは一人ではできませんから、是非、今日からお子さんと一緒に楽しみながら、お片付けをしてみましょう!ママが楽しそうにお片付けをしていれば、お子さんも「お片付けて、楽しい!」と思ってくれますよ♪
コンビニ編集部 たくさんのお話ありがとうございました!


reported by じろすけ/sachi3


2015年9月号


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