子育てママの通学奮闘記
第3回〜卒業
ピアノ編に引き続きまして、いよいよ今回は卒業です。 保育科は実習が沢山ありました。それを乗り切るのも命がけでしたよ。幼稚園実習が4週間、保育所実習が2週間ずつ3回あるので、その度に息子が心配でした。 保育園の先生にも「実習中なのでお願いします」と息子の様子を観察するようにお願いしました。学校が忙しいとき、チックになってしまったので・・ 実習中は早起きし、出勤します。責任実習もあり、準備に時間が掛かりました。日誌も毎日書かなければなりません。その上、家事もあります。本当に目が回りそうでした。 他に学校ではゼミ発表や論文もあり、学生と残って打ち合わせやリハーサルをし、忙しい日々が続いた時期もありましたが、毎日充実していました。 また、試験も前期と後期にあったので実習と同じくらい大変でした。試験期間中は子どもと早く寝て、2時に起きて勉強していました。学校に早く行き、空き教室やピアノ練習室で勉強したり、学校までバスで行かないで歩きながら復習していました。 とにかく3年間必死でしたが、学生とも仲良くなり「仲良し10人組の掲示板」というので今も連絡を取り合っています。一緒に試験前、食堂で勉強したり、試験が終わった日はお好み焼きを食べに行ったり・・居酒屋へ行ったり・・本当に楽しい学生生活でした。 卒業決定の日、学校へ行き資格取得の発表と卒業発表のところに私の学籍番号があったときは感無量でした。 現在、保育科は出席や授業日数がすごく厳しくなっています。決まった日数きちんと授業しないといけないので、実習で休講になった分は補講して穴埋めをしていました。それも辛かった記憶があります。その上に出席日数が足りないと試験も受けられません。 私が授業を休んだのは1時間だけです。(どうしても補講に出られなかった日がありました。)他は全て無遅刻無欠席でした。 今は苦しかったことも良い思い出になりました。自分の娘と同じくらいの学生と一緒に勉強したことや、試験で苦しんだこと、実習やピアノの苦労も全て大切な宝物です。 卒業式の日、私は笑顔でした。涙は出ませんでした。学生が袴で出席していた中、私は付け下げを着て出席したので保護者みたいでしたが・・。皆で写真を撮り、その後謝恩会会場に向かったのでした。 3年間、学べたのは保育園の先生や家族や職場の理解があったからこそ、感謝の気持ちでいっぱいです。 |
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2008年7月号