2005年3月号
卒園式や卒業式の門出の月です。子ども達の成長を感じます。小さいときの写真やビデオをひもどいてみると、無事に大きくなったことがよりかんじられますよね。今月も記念の写真が増えることでしょう。 |
新年度を迎えるにあたって 何より子ども達は新しい環境で疲れます。そのため毎日の生活リズムを守って差し上げてください。生活リズムが同じであれば、子ども達の少しの変化を見つけることができます。「あれ、今日はあまり食べない」「ん?なかなか起きない」体調の変化は生活リズムの変化にでてきます。生活リズムが整っていないと、お子さんの変化に気づきにくいものです。新年度になって環境の変化がある前に、生活リズムをチェックしてみませんか? |
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今年は雪も多く、待ち遠しい春でした。デパートの店頭にはバレンタインのチョコに代わって、いろいろな雛人形が並んでいます。日本古来の行事が商業ベースにのっかっていくのは悲しいことですが・・・道で見つけた花、拾ってきた石、清汁の後の貝殻など簡単にお雛様が出来ますね。こうゆうことが、案外子どもの心に残るのです。勿論代々伝わる雛人形や、お母さんの手作りとか心の伝承としてすばらしいです。女の子だけでなく、女性(おかあさん)のお祭り、そして春になる喜びのお祭りとしたいもの。 ***ままごとは大事な遊び*** 1才ぐらいになると、どんなものでもいろいろなものに見立ててあそびます。特にままごとは身近な家族や自分の生活の再現が出来るのです。女の子にかぎらず、男の子も大好きでとても大事な遊びです。何でもいろいろにイメージして使い、親になったり、赤ちゃんになったり、動物になることも出来るのです。 しかし、最近は玩具も精巧になりすぎて、イメージを膨らませ、工夫や変化させる部分が少なくなったことはとても残念! ままごとは物の認識、数量、ことば等だけでなく、今一番大切といわれるコミュニケーションや思いやりが自然に育つ遊びです。統合された愛の教材です。 ***或る会話から ?どう思われます?*** 3才の孫がおばあちゃんを叩いたので、「痛いから止めて」と言っても止めない。叩くと痛いことを分からせようと、同じように叩いた。それを見た親が「小さいのだから、そんなにしなくても」と言われ、頭にきた。そうゆうことをしたら、他の人がどうなるのか、3才までに躾けないとダメ。聞いていたばあちゃんも「そう、そう」と言って憤慨していた。(これは嫁、姑反対の立場も多いでしょう)その前に叩いているとき、何故親が注意しないの?と言う人もありあました。 *この場面で子どもは何を学んだのでしょう。叩いたら痛いことより、おばあちゃんの言うことは間違っていると思ってしまうのでないでしょうか。 ***ASOBO*** ***保育室から*** 何人かの子ども達は保育園などへ巣立つ日も間近か。0〜3才の暮らしがその子の基本になることを信じ、特に生活リズムの確立を進めて来ました。新しい場で子どもより親御さんが戸惑いや不安なことが起きるでしょう。現在の子どもの様子をシッカリ確認して、今まで旧称したものを基に新しい場で親子共々大きく成長して欲しいものです。(その意味で各々確認保育を見ていただいて、他に転園して頂いています)
文責:玉木
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