2005年3月号

 卒園式や卒業式の門出の月です。子ども達の成長を感じます。小さいときの写真やビデオをひもどいてみると、無事に大きくなったことがよりかんじられますよね。今月も記念の写真が増えることでしょう。

院長より
新年度を迎えるにあたって

 何より子ども達は新しい環境で疲れます。そのため毎日の生活リズムを守って差し上げてください。生活リズムが同じであれば、子ども達の少しの変化を見つけることができます。「あれ、今日はあまり食べない」「ん?なかなか起きない」体調の変化は生活リズムの変化にでてきます。生活リズムが整っていないと、お子さんの変化に気づきにくいものです。新年度になって環境の変化がある前に、生活リズムをチェックしてみませんか?


クリニックからのお願い
 毎日の仕事の中でつらく感じる一つが、受付時間外に受付に来られたときです。救急病院ではないので急患の方はお受けしていませんが、お断りせずに受け付けたほうがどんなに気持ちが楽か・・・。以前お受けしていたとき、「わかりましたと帰られる方と、無理をいって診療を受ける人とでは不公平ではないか」とご指摘を受けました。確かにその通りだと思いました。無理をいえば道理がとおることが普通になってはいけない・・・。

 私も同じような経験があり、娘が怪我をし毎日外科に消毒に通わねばなりませんでした。ある日、仕事が長引いて時間内にいけず、一応電話をしておいたのですが、受付5分超過、「電話をしておいたのですが・・・」と恐る恐る聞いたのですが、やはりだめでした。それ以後は時間内に行くように頑張りました。もし、あの時に受け付けてもらっていたら、おそらく私のことですから、少し遅れても受付してもらえると遅刻をくりかえしたかもしれません

 この対応は受付のスタッフには大変つらい仕事のようです。ご理解いただければ助かります
土曜診察医師
5日 秋山
12日 西掘り
19日 西掘
26日 西掘

 3月3日(木)午後診療は代診です。
       (教育委員会のため)
3月18日 午前診療 代診
3月25日 午前診療 代診(卒業式のため)

最近のはやっている病気

 インフルエンザが大流行中です。今はA型、B型共に流行っています。そのため、両方にかかったお子さんもいます。迅速検査しますが、これは熱がでて半日(8時間以上)たたないと陽性にでないようです。発熱48時間以内であれば治療薬の効果があり、本人の様子をみて迅速検査を急がない場合もあります。インフルエンザではない高熱の風邪もあり、判断が難しいです。
 感染症は水痘、おたふくかぜが多く、突発性発疹、溶連菌感染症もあります。


 先日、武蔵野赤十字病院小児科副部長糀先生の講演がありました。ここ2年インフルエンザ脳症のお子さんがいないそうです。やはり予防接種の普及のおかげと言われました。今年も予防接種していても罹患したお子さんがいますが、やはり来シーズンも接種されることをお勧めします。

 


三鷹市教育委員会委員より
 今月は卒業式があります。私も教育委員の一人として出席します。子ども達の成長した姿を一緒に拝見できるのがうれしいです。

http://www.akiyamakodomo.jp


 

 今年は雪も多く、待ち遠しい春でした。デパートの店頭にはバレンタインのチョコに代わって、いろいろな雛人形が並んでいます。日本古来の行事が商業ベースにのっかっていくのは悲しいことですが・・・道で見つけた花、拾ってきた石、清汁の後の貝殻など簡単にお雛様が出来ますね。こうゆうことが、案外子どもの心に残るのです。勿論代々伝わる雛人形や、お母さんの手作りとか心の伝承としてすばらしいです。女の子だけでなく、女性(おかあさん)のお祭り、そして春になる喜びのお祭りとしたいもの。


***ままごとは大事な遊び***
 1才ぐらいになると、どんなものでもいろいろなものに見立ててあそびます。特にままごとは身近な家族や自分の生活の再現が出来るのです。女の子にかぎらず、男の子も大好きでとても大事な遊びです。何でもいろいろにイメージして使い、親になったり、赤ちゃんになったり、動物になることも出来るのです。
 しかし、最近は玩具も精巧になりすぎて、イメージを膨らませ、工夫や変化させる部分が少なくなったことはとても残念!
 ままごとは物の認識、数量、ことば等だけでなく、今一番大切といわれるコミュニケーションや思いやりが自然に育つ遊びです。統合された愛の教材です。

***或る会話から  ?どう思われます?***
 3才の孫がおばあちゃんを叩いたので、「痛いから止めて」と言っても止めない。叩くと痛いことを分からせようと、同じように叩いた。それを見た親が「小さいのだから、そんなにしなくても」と言われ、頭にきた。そうゆうことをしたら、他の人がどうなるのか、3才までに躾けないとダメ。聞いていたばあちゃんも「そう、そう」と言って憤慨していた。(これは嫁、姑反対の立場も多いでしょう)その前に叩いているとき、何故親が注意しないの?と言う人もありあました。
 *この場面で子どもは何を学んだのでしょう。叩いたら痛いことより、おばあちゃんの言うことは間違っていると思ってしまうのでないでしょうか。

***ASOBO***
 暖かくなりました。いっぱい外の空気を吸いましょう。昼間の活動は良い睡眠の最高の薬。

 手をつないであるきましょう。小さな虫や小さな花もお友だち。小さな発見も共感しよう。子どもはそのものにも直ぐなれる。

 0才児も草の上は気持ちよい。口に入れるとか、汚いとかは、注意や、事前の準備でO.K。

***保育室から***

 何人かの子ども達は保育園などへ巣立つ日も間近か。0〜3才の暮らしがその子の基本になることを信じ、特に生活リズムの確立を進めて来ました。新しい場で子どもより親御さんが戸惑いや不安なことが起きるでしょう。現在の子どもの様子をシッカリ確認して、今まで旧称したものを基に新しい場で親子共々大きく成長して欲しいものです。(その意味で各々確認保育を見ていただいて、他に転園して頂いています)

文責:玉木

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