2005年5月号
ゴールデンウィークで新学期の緊張も一休みですね。家庭で過ごせる休日、家族で新学期の感想など話し合える機会です。そして、休み明けからまた生活リズムを元に戻せるようにがんばりましょう。 |
「返事」 先月、東京都教育委員の方のお話を聞く機会がありました。教育委員おお一人に内館牧子先生(シナリオライター)がいらっしゃいます。内館先生のお話は、最近、ショックなことがありました、という言葉で始まりました。「ある高校の入学式に行った際、式で新入生の名前がよばれた時に返事をしたのが多く見て3分の1。返事ができないことに大変ショックをうけました。これは高校の教育以前の問題であり、家庭や小学校の教育の問題ではないでしょうか。」と話されました。もちろん、小さいときには返事をしていたのが、思春期の時期でしなくなっていることは考えられますが、それでも、人に呼ばれて返事をするのは当たり前のことです。学校教育が始まる前におつきあいしている小児科医としては、大変耳が痛いものでした。そういう理由から、クリニックの待合室でも名前を呼ばれたら、お子さんに返事を促してみてください。また、返事ができないお子さんの場合は、子ども達のお手本になるように保護者の方に返事をお願いしたいです。どうかよろしくお願いいたします。 |
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始めまして・・・ 今回からこの紙面を担当させていただくことになりました。 あきやま保育室の野田雪枝です。前任者の玉木のような自信あふれる発信ができるか?心配ですが、子育て中の皆様と共に考え合える場にできればと思います。通信に対するご意見を保育室にお寄せください。 さて・・・ なんと・・・ 10年ほど前の保育通信が出てきたのです。黄ばんだ紙面のテーマは「親子の良い関係作り」でした。「他所の子どもと比べ出来ない事ばかり気になっていませんか?大人にとって都合の悪い事でも子どもの発達過程で意味ある行動かもしれません。子どもの発信に精一杯アンテナを張り受け止めたいものです」と記していました。ちょっぴり複雑な思いと、子育ては普遍なんだと改めて考えました。 保育室から・・・ 定員一杯だった3月でしたが、15名の子ども達が公立保育園に入り、新しい環境で生活しています。現在は12名ですがこじんまりとした中でもこれまでの積み重ねを大切にしつつゆったり空間を楽しんでいます。 『Hちゃんのゴネゴネ』二歳になったHちゃんはおしゃべりが好きで生活の流れを見通して行動する事が増えました。でも、何時もと違う手順や大人が一方的におこした行動に「違う!!」と自己主張。主張の方法は、起こる・泣く・ぐずる・動かない など色々です。 そんな時、Hちゃん○○したかったのね・○○だったね と上手く伝えられなかった言葉を認めて欲しかった気持ちを代弁し、早く気持ちを切り替えられるようにしています。 ゴネゴネに困っているお母さんご相談下さい。一緒に乗り切りましょう。 『ASOBI』 お散歩をはじめ外遊びが大好きな子ども達、雨降りの日は有り余ったエネルギーを発散できるように「新聞ちぎり」で遊びます。びりびり破く音やちぎったり丸めたり、沢山ちぎられたら箱に入れてクッション遊びも出来ますね。 |
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