2005年6月号
梅雨の季節になります。雨が降ろうと振るまいと毎日同じリズムで生活したいものです。気分はいろいろ、でも生活リズムを同じにしておくと気分は落ち着き、気持ちが晴れていくかもしれません。 |
「お散歩」 お散歩は子ども達が大好きな遊びです。そして沢山の発達を促してくれます。 お散歩の様子からも子ども達の成長がみえます。 最初は抱っこやベビーカーに仰向けになって外へ出ます。そのうちおんぶやベビーカーにお座りの姿勢になります。歩けるようになると危険のない場所で数歩よちよち、歩行g上手になると道路で大人と手をつないで歩くことを覚えていきます。そして、危険なときや注意するときに立ち止まって待つことが伝わります。大人と手をつなぐ歩行が安定し、「まって」「止まって」の指示がわかるようになると、今度は子ども達同士で、相手の動きに合わせて手をつないで歩くことができるようになります。この家庭は大人や子ども同士の対人関係(自分と他人がいることに気づく)や社会性(がまんして待つことやルールを覚える)の形成に役立っています。 1989年の頃の1歳半の子ども達は「20分位あるける」94%でしたが、私の統計では80.1%とすこし減少しています。けっして今の1歳半の子ども達の体力が変化してきているとは思えません。楽しいお散歩で外界の刺激を受け、人との関わり、運動、体力を育てていきたいものです。 保育園、幼稚園、学校などの集団に「就学前に何か望むことはありますか」 と聞くと家庭教育、子どもより保護者、という答えが返ってくることがあるそうです。これはどういう意味をさすのでしょうか。保護者とのコミュニケーションが難しいのかもしれません。個人的は要望、無関心、いろいろ・・・。私自身も親として、常識ある発言をしているかどうか気をつけなければと思います。親として考えていることが社会的にバランスのとれたものかどうかは家庭と集団で意見交換をしながら、一般常識のもとで解決していくのかもしれません。集団との話し合いでつまづいた時にこのことを思い出していただければ幸いです。 |
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入梅になった地方も出てきました。今年の梅雨はどうなのでしょうか?前回少しだけ雨の日遊びをご紹介しました。テレビやビデオに頼らないで、お子さんと気持ちを交し合う手作り遊びを考えてみませんか? 誰でも・いつでも・どこでも・ 保育室から・・・ 毎日観てる筈なのに「あれっ?」いつからこんな事ができてたの?と驚く事があります。そんな時、すかさず保育士が応えてくれます。何日のどんな時にどんな様子で・・・と。 大切な子ども達の変化(成長)をご家族に代わって見届け、喜びを共感できる仕事に誇りを感じています。 『Rちゃんが開花した』 なんでも怖いょ〜と涙を張った目で見つめ不安一杯だったRちゃん。しっかり受け止め、大人の安全基地を作りました。今では自分から遊びの仲間入りも出来ます。安全基地の役目も卒業ですね。 『あおむしさんいないねぇ』 はらぺこあおむしの絵本に刺激され、青虫を育てようと試みたものの、鮮やかな緑色は黒ずんで気の毒に変身!自然に帰って今頃ホッとしていることでしょうい。 歯をみがこう 離乳食のあとは、湯冷ましでお口の中をさっぱりとさせてあげましょう。歯磨きはまず習慣づけからです。 |
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2005年6月号