2006年4月号

 新学期が始まりました。子ども達は新しい環境に慣れるのに精一杯です。生活リズム(早寝、早起き、朝ごはん)を大切にして、時間に余裕ある生活をさせてあげましょう。そのために、大人が早め早めの生活準備をお願いします。

院長より
お知らせ

[1] 「健診をすませたお子さんを持つ保護者の方へ」という冊子を配布しています。少しでも子育てのお手伝いができればと心理の先生方と考えたものです。三鷹市小児科医会有志(新川クリニック、横内医院、下田医院、斉藤小児科、つちや小児科、野崎小児科)でも配布されています。医療機関はいつも子育てに関わっています。ご心配なことがあればご相談ください。

[2] ずっと土曜日に診療していただいていた西掘先生が4月末からスウェーデンに留学されます。いつも的確な診療をされて安心しておまかせしていました。いらっしゃらなくなるのがとても残念ですが、出発されるまで時間があるので、当院の診療をお願いし、私は研修や教育委員会の仕事をさせていただくことにしました。4月前半は西掘先生の診療が続きますので、よろしくお願いいたします。西堀先生には最後まで本当に感謝の気持ちで一杯です。
 早朝・午後診療は通常通りです。

今後、土曜診療は私のみとなります。
 
1日午前 西堀 (あきやま保育室会議)
4日午前 西堀 (教育委員会)
5日午前 西堀 (にしみたか学園開園式)
6日午前 西堀 (中原小学校入学式)
7日午前 宗像 (第四中学校入学式)
10日午前 西堀 (むさしの小児発達クリニック)
11日午前 西堀 (むさしの小児発達クリニック)
 


最近の流行っている病気

 インフルエンザはほとんどなくなりました。今年はA型を2回かかる子ども達がいて驚きました。熱が上がったり下がったり4−5日続く風邪があります。嘔吐・下痢の風邪がとても多いです。
 感染症は水痘とムンプス、突発性発疹と溶連菌感染症が流行しています。


玄関の赤いポスト
 診察中に聞き忘れたことを問診票の裏面に書いてもらうことにしました。その際、使用していなかった問診票は子ども達にポストに入れてもらっています。子ども達は喜んでお手伝いしてくれます。それがとても微笑ましいです。
 ただ、まだ私が渡し忘れているので反省しています。

クリニック 絵本館
ようこそ!絵本の世界へ から
 
「わすれられないおくりもの」
スーザン・バーレイ作
「ずーっとずーっとだいすきだよ」
ハンス・ウィルヘルム作

 命を学ぶことができる絵本です。そういうものを、ふだん何気なくところで読んでおくと、ぼんやりとでも、命について考えるようになります。お別れするのは悲しいけれど、自分の中にずっと生きているんだ、ということを知っていれば、実生活で「死」に直面しても。とまどわずにすみます。
(内海裕美先生)


http://park12.wakwak.com/%7Eakiyama/index.html


 

KUNERUASOBI
あきやま保育室

 陽光暖かな春が到来しました。「春」という響きに気持ちも晴れやかになります。子ども達の大好きなお散歩もたくさんできます。道端の草花やいつもの公園に変化を見つけましょう。
 さて、今月からあたらしく保育室にいらしたお友だち達、ようこそいらっしゃいました。どうぞ宜しくお願いします。保育室は今年度も、一人一人の発達を見極めながら生活に見通しがもてるような保育を進めます。そして、ご家族の皆様と一緒に楽しい子育てを目指します。

生活リズムについて。。。
 人の身体は、自然環境の変化に応じて暮らしていけるように、生理的な調節機能を備えています。そこには、自律神経などが関わっていて、気候の変化や熱さ寒さに適応しています。
 一方、私たちの生活には様々なルールがあって起床から寝るまで社会という環境の中でもうまく適応しなければなりません。
 こうした環境に順応していく為に、生きていく基本というものが「生体のリズム」なのです。生体のリズムとは、睡眠・食事・排泄などが毎日規則正しく生活の中に組み込まれていくことで培われるのです。朝になったら起床し、日が暮れれば眠たくなる、乳幼児期はまさに「くうねるあそび」 基本的生活習慣をしっかりと身に付け、心と身体のバランスを保ち発達を促していきましょう。規則正しい生活を意識することにより、リズムが整いリズム良く暮らすことで子どもの気持ちが安定するのです。
 気持ちの安定は・・・もうおわかりですね。

保育室から
幼児グループの【ムーバス体験】
 今日は園外活動です。目的は『バスに乗ってみよう』路線バスに乗り、景色を見たりお友だちと一緒に体験してみようという試みです。
 大人分の運賃を小銭にしてそれぞれが運賃箱に入れました。緊張して保育士の膝から離れなかったRちゃん、おばあちゃんに「いくつ?」と聞かれて「にさぁーい」とお返事したkちゃん、意気揚々と乗り込んだyちゃん、「ムーバス乗ったね」と何度も話すFちゃん、外出前にバスの絵本を見てモチベーションを高めていたHちゃん、バスの中では勝手にブザーを押さない様におりこうさんにしていようとしたhちゃん。緊張した中にも個々の成長が感じられたひと時でした。

乳児グループの【ふとん山ゴロゴロ】
 ちょっとした室内アスレチックです。上り下りや転がったり潜ったり、思い思いに身体を動かして遊んでいます。運動発達が目覚しいこの時期、定期的に同じ活動をすることで個々の育ちを確認することが出来ます。

文責 野田

2006年4月号

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