2008年8月号

夏休みです。帰省する子どもたちが増えています。いつもと違う環境での生活は、子ども達をひと周りもふた周りも大きくしてくれます。親子共々ちょっとした冒険ができるときですね。お土産話を楽しみにしています。



院長より

『子どもの権利とは何か』

 7月20、21日、日本小児科医会主催子どもの心理研修会が京都市センターで開催されました。その後援会で、弁護士の坪井節子先生のお話を聞きました。子どもの人権を守るときの「子どもの権利とは何か」という話がありました。それは3つ。

生まれてきてよかったね、生まれてきてよかったんだよ
一人ぼっちじゃないんだよ
あなたの人生はあなたが歩くんだよ

ということを子どもに保障してあげること、だそうです。胸を打つ言葉でした。子どもと接する私たちは、この言葉を肝に銘じ、子育てや仕事をしなければならないと思いました。


予防接種について
<ヒブワクチン>
 発売が遅れており、残念です。予約電話による接種開始のアナウンスをお待ちください。
 7か月以上のお子さんは初回2回、1年後追加1回、1歳を越えて5歳未満のお子さんは1回接種です。
<日本脳炎
 現在、接種していないお子さんが増えてきて、小児科医は日本脳炎の発症を危惧しています。3歳〜7歳6か月までは、保護者の同意書(保健センターにあります)があれば公費負担で接種可能です。


休診・代診の予定
 
1日(金) 午前診療 宗像先生
  虐待防止センター講演のため
1日(金) 午後診療 休診
  教育委員会



最近の流行っている病気
 プール熱(アデノウイルス)やヘルパンギーナ、手足口病が多くなってきました。嘔吐・下痢のウイルス性胃腸炎も多く、食中毒との区別が必要です。
 感染症は流行性耳下腺炎、突発性発心、溶連菌感染症や水痘が流行しています。

インフルエンザ予防接種の
お知らせ
 お子さんと一緒に保護者の方も接種致します。お子さんと一緒にご予約ください。今年もチメロサール(水銀といわれていた防腐剤)の入っていないワクチンを使用します。
予約時に持参するものは
診察券
予約料金 1回分につき1000円
2回分につき2000円
予約料の金額は実際の接種料金の一部になります。

 昨シーズン、国立感染症研究所と共にインフルエンザの研究を実施しました。ご協力いただいたおかげで、ワクチン接種したほうが解熱が早い傾向がわかりました。詳細はまだ研究中です。







夏休み 8月6日(水)〜19日(火)まで

http://park12.wakwak.com/%7Eakiyama/index.html


 

KUNERUASOBI
あきやま保育室 8月号

  蝉の声や蚊取り線香のにおい、そして子ども達のプール遊びを楽しむ歓声に、夏本番!到来です。子どもも大人も日に日に、日焼けしていく姿に、子ども達にはたくましさを感じ、私たち大人は苦笑いを・・・。けれども、保育室には、水遊びに大満足したこんがり肌に白い歯を見せた笑顔が、たくさんあふれています。
  (紫外線対策も加味しながら・・・秋山)

【♪気持ちいい〜!水あそび♪♪】
 「大丈夫、怖くないよう気持ちいいよ〜」と、初めての大きなプールに驚いている子には、大人が抱っこしながら入ったり、顔に水がかかることを嫌がる子には、「両手で顔を覆ってごらん」などのやりとりをしながら、どの子もずいぶん水に慣れてきました。自分がかけられると大騒ぎするのに、友だちには頭からザバァーとかけてあげたり、水中で、’ワニさん歩き’をしたり、いろんな形に変化するホースの水で、雨を降らせたりトンネルをくぐってみたり、全身で水を感じて遊ぶ姿が見られます。
 また、プールから出ると、自分で髪や身体を、タオルで拭こうとする姿に成長ぶりを感じたりもします。

【◎ お姉さんに遊んでもらったヨ ◎】
 先月、三鷹市立第7中学校2年生の生徒さんが、職業体験の授業として3日間保育体験をしに来て下さりました。保育室の子も中学生もお互い緊張でぎごちなかったですが、「子どもたちは、とてもかわいい」と言ってもらい、優しく接してくれました。今月は、武蔵野大学保育科の4年生たちが実習に来られます。子ども達(先方の生徒さんも含め)には、自分たちの周囲の大人や友だちとのかかわりだけでなく、いろんな世代の人々の存在をしり、交流する体験をもち、いろんな人と触れ合う中で、小さな驚き・戸惑い・喜びなど、自分なりにたくさん感じながら成長してほしいと願っています。

【 ☆夏の健康管理☆ 】
 寝苦しい夜・食欲減退・冷たいものばかり欲しがったりプールの疲れetcから、子どもも体調を崩しやすい時期です。保育室の午睡や食事だけでは、カバー出来ませんので、近頃の生活リズムを見直してみてさい。朝、目覚め良く起きられていますか?睡眠や食事に留意し体調を整え、この夏の猛暑を乗り切れるようにしましょう!!

文責 高橋

2008年8月号

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