2008年12月号

 今年もあっという間に1年が過ぎてしまいました。こうしたほうがよかった、こうしなければよかったと反省すべき事は沢山あります。それと共に、よかったことうれしかったことも沢山ありました。これらの思いを無駄にしないようにしたいです。
 1年間、ありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。



院長より

「ヒブワクチンの予防接種」
どの乳幼児にもあるヒブ髄膜炎の危険性
 ヒブ(インフルエンザ菌b型)は鼻の奥に(鼻咽頭あるいは上咽頭)に潜んでいて、それが血流を介して髄膜に侵入し、髄膜炎を引き起こします。我が国ではヒブ髄膜炎だけで、亡くなる子どもたちが年間20〜30人、後遺症を残す子どもたちが年間100名を越えると見積もられています。

ヒブワクチンはなるべく早く
 ヒブへの抵抗力(抗体)は3歳以降急速に上昇するため、5歳以上でのヒブワクチン接種は必要ないとされています。実際、髄膜炎は3歳未満、特に0歳から1歳の子どもに集中して発症しています。

ヒブワクチン接種のスケジュール
 今回導入される予定のアクトヒブの接種時期と回数ですが、[1]生まれて2か月以上になると4〜8週間隔で3回接種、[2]3回終えて1年後に1回追加接種、の合計4回となっています。7か月以上のお子さんは初回2回、1年後追加1回、1歳を越えて5歳未満のお子さんは1回接種です。

(以上、竹内一著 ヒブワクチンの実際 から)

 やっと今月に発売となり喜んでいます。しかし、供給量が十分はないためメーカーで調整され、次のような手順で行われます。

予約→当院からメーカーへ予約者をファクスで連絡→メーカーが決定し当院へ連絡→決定者へ連絡→接種・支払完了

 メーカーが供給を調整しますので、年齢による接種回数で、予約順でない可能性もありますので、ご了承ください。また、貴重な予防接種ですので、接種回数を守っていただくために当院では最初に精算をお願いしたいと思います。接種日は火曜日のみです。
2〜6か月の方 28350円
7〜12か月の方 18900円
1歳〜5歳未満 9450円


最近の流行っている病気
 まだ高熱が上がったり下がったりする風邪がとても多いです。午前中に38.5度以上の熱があるときにはインフルエンザも疑います。まだ、インフルエンザの近隣での流行はありません。嘔吐・下痢のウイルス性胃腸炎がとても多くなってきました。
 感染症は水痘、流行性耳下腺炎、突発性発疹、溶連菌感染症が流行しています。

インフルエンザ予防接種は
毎週火曜日・金曜日早朝診療と
午後診療で行っています。
 年中さん・中学1年生・高校3年生の麻疹風疹混合ワクチンの接種も是非お願いします。

「三鷹むらさき商品券」
(使用期間H20.11.25〜21.1.31)
 当院でも使用可能でおつりもでます。家族でのインフルエンザ予防接種や水痘やおたふくかぜの予防接種などにもご利用下さい。


休診・代診の予定
 
5日(金) 午後診療 宗像先生
 教育委員会
18日(木) 午後診療 宗像先生
 東京都医師会委員会




年末年始 12月28日〜1月4日

http://park12.wakwak.com/%7Eakiyama/index.html


 

KUNERUASOBI
あきやま保育室 12月号

  今年も早いもので、残りひと月となりました。春・夏・秋と3つの季節を駆けぬけた子どもたちは。どの子も身体も心も成長し、遊びや生活の中でも、4月よりたくましくなった姿をひしひしと感じながら日々保育をしています。
 クリスマスに暮れの大掃除・お正月と忙しい時期ですが、身の回りの事が少しずつ出来始め、大人のお手伝いが大好きな子どもたちなので簡単な拭き掃除を一緒に行ってみるなど、ご家庭でも年末年始ならではイベントに、お子さんと一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか?

【 ♪お芋ほり♪♪ 】
 子どもたちに、土の感触や土の中からお芋が出てくる喜び、いつも食べているものが畑で作られていることを知る、という体験をさせたいという思いから、保育室周辺でお芋掘りをさせて頂ける畑を探していました。今年、あきやま子どもクリニックの裏にある「三鷹オーガニック農園」さんからお声を掛けて頂き、初めて行ってきました。
 砂場とは違う足場の感触や、土の中から「よいしょ!よいしょ!」とお芋を掘り出したり、重たいお芋を運んだりと、子どもたちは思い思いに土や芋に触れ合い楽しんでいました。
 皆で掘ってきたお芋は、当日早速、蒸かしておやつで食べたり、3歳のグループは、クッキングとしてスイートポテトを作りました。お芋をつぶす・丸める・(卵を)ハケで塗るなどの工程を、大人と一緒に行いました。
 秋ならではのとても楽しい体験になりました。来年も、季節や自然を感じられるような活動を計画していきたいです。

 ☆服装について☆ 】
 寒くなり厚着になりやすい季節です。健康や衛生・安全に留意しながら子どもの年齢や発達に適した服装選びをしていきたいですね。
 ポイントとしては、子どもは大人より代謝が良いので、ハイハイなど動き出した子どもは、大人より一枚少なくて大丈夫と言われています。ハイハイやつかまり立ちやつたい歩きが盛んな時期は、身体より大きいと動きの妨げになたり、ズボンの裾を踏んで転倒しまわないよう、上下とも身体のサイズに合った服。ヨチヨチ歩きだしたら、ロンパース型より上下に分かれている服。戸外活動時に着用する上着は、寒さ対策なら、厚さや丈の長さより、襟や手首が締まっていて風が入りにくく暖まった空気が逃げにくいデザインが効果的です。首締まりなどの事故を防止の為、保育の場面ではフード付きの衣服は避けてください。

ー年末年始休業のお知らせー

12月28日〜1月4日になります
どうぞ良いお年をお迎えください。

文責 高橋

2008年12月号

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