HOMEコラムあきやま子どもクリニックニュース>2010年3月号


2010年3月号

 雛飾りもあっという間でした。今月は卒園・卒業を迎え、慌ただしい季節を迎えます。子どもたちは不安と期待で不安定になったりしますが、いつもと変わらない家庭があれば大丈夫、いつもと同じリズムで生活してあげてください。



院長より

「下記の予防接種を是非ご検討ください。
いずれも事前予約は不要で、
直接来院ください。」
       
 
<麻疹・風疹混合ワクチンMR>
 麻疹撲滅のために5年間の暫定処置として中1、高3年生にMRが接種されています。是非、お受けください。いくつかの大学ではすでに入学時に接種が義務づけられています。3月31日までですのでお急ぎください。新中1年生は春休み中にお受け下さい。二種混合(DT)との同時接種も可能です。

<子ども用肺炎球菌ワクチン>
 2月末より発売されています。ヒブワクチンと同様に髄膜炎を呼ぼうし、両方を合わせt「髄膜炎予防ワクチン」と言います。三種混合DPTとヒブと肺炎球菌ワクチンと3つの同時接種が可能です。

<子宮頸がん予防接種「サーバリックス」>
子宮頸がんの予防接種を開始しました。予約をいただいてから、ワクチンをとりよせますので、希望される方はまず、受付にご予約ください。
 対象は10歳〜45歳で、3回接種で20年の効果があります。



最近の流行っている病気
 嘔吐下痢症と熱が上がったり下がったりして5日ほど長引く風邪、咳がひどい風邪が多いです。新型インフルエンザとB型インフルエンザ(季節型の一つ)もみられます。また、鼻炎などのアレルギー症状も多くなってきました。
 感染症は、突発性発疹、水痘、溶連菌感染症、流行性耳下腺炎がみられます。


インフルエンザの予防接種
新型の予防接種はまだ行っています。
今年はいつまで罹患の可能性があるか不明で、
罹患されていない方は是非ご検討ください。
来シーズンにむけての基礎免疫としても接種をすすめられています。
 現在は6か月の乳児からすべての方が接種対象で、当院でも可能です。



3月休診・代診の予定
 
3日(水) 午後診療 宗像先生
 教育委員会
19日(金) 午前診療 宗像先生
 中学校卒業式
25日(木) 午前診療 西堀先生
 小学校卒業式

木曜日午前診療は西堀先生です

http://park12.wakwak.com/%7Eakiyama/index.html


 

KUNERUASOBI
あきやま保育室 平成22年3月号
  雪が降ることが多かった2月を経て、梅や桃の花を見ると確実に春が近づいていることを実感します。春は、別れと出会いの季節です・・・と、言うと淋しくなりますが、子どもたちはじめ大人も次のステップに踏み出す時期ですね。3月はその準備期間でもあります。この1年間の保育を振り返り、子ども一人ひとりの成長を確認し、子どもたちが少しでも無理なく次のステージ(進級する子も転園する子も)にステップアップしていけるようご家庭と共にサポートしたいと思っています。

【 子育て講演会を終えて】         
 先月6日の保護者会の中で、子育てに関する講演会を開催しました。
「子どもの環境で大切なこと〜人との関わりの中で〜」と題し、チャイルドファミリーコンサルタントの山本先生からのお話でした。子どもたちが、問題行動(非行など)を起こすようになるのは、生育環境が問題化?その子の資質が問題化??それは、「環境6:資質4」の割合とおっしゃっていました。とても微妙な(先生曰く)比率ですが、子どもが成長する上で環境は確実に大切であること。では、どのような環境が良いのか?何を求める(望む・吟味する)とき、「これがあったらいいな〜」という視点で決めるより、「必ずなくてはならないもの」という視点で熟慮することが適切であるとのお話には、私もとても感心しました。今回は、’人的’環境の大切さを重点にお話していただく中で、人はストレスを感じたり不安定になるのは、人との関わりの問題が6割と言われており、子どもに人と関わる力、コミュニケーション力を身につけていく為に、親の役割として必要なことを学びました。子どもの周囲にいる様々な人々(両親・親戚・友達・先生etc.)とのつながり(パイプ)をきちんと作っていくこと、また橋渡ししていくことが親の役割の一つとのことでした。4月から新しい環境に変わるご家庭は、新たな人間関係を築く時期でもあるのでしっかり親御さんが橋渡しをして、お子さんと周囲の人々へつなぐ太いパイプを作っていけるとよいですね。


【転園について】
 転園する子どもたちが、スムーズに移行できるよう当保育室で取り組んでいることです。
<転園用保育記録>
0〜3歳の間、どのように成長してきたか子どもの育ちを転園先に引き継ぐ、という目的で、ご家庭と保育室とで協働して作成した保育記録を転園先にお届けします。
<確認保育>
集団での子どもの様子を親御さんに直接ご覧いただき、我が子の成長ぶりをご確認ください。日中をどのように過ごしているかなど、親御さんからの申し送り事項として新しい園の先生との話題にしていただきたいと思います。
<転園先訪問>
4〜6月に、新しい環境での子どもの様子を伺いに訪問します。当保育室を卒園して、保育園・幼稚園そして学校へと地域の中で子どもが成長していく中、様々な関連機関と連携していきながら子どもの育ちをみつめていきたいと願っています。当保育室が、地域の保育施設とつながりを持っていくこと、各園の工夫されている部分などさまざまな保育を学ばさせていただく貴重な機会でもあります。
文責 高橋

2010年3月号

このページトップへ 「あきやま子どもクリニックニュース」目次へ 「コラム」トップへ