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2012年12月号

今年も残すところ1か月となりました。今年も無事に過ごせたことを感謝します。今年は開院15周年を迎えたこと、そして2期8年の教育委員会の任務を終えたこと等が大きな変化でした。来年は私の夢がかなうように挑戦をする年になりそうです。よいお年をお迎えください。



院長より

「叱り方」について

  11月25日三鷹市市民協働センターで開催された「叩かない育児を考える」という会のシンポジストになりました。そのときに紹介した「叱り方」です。
[1]子どもの命に危険があるとき
「こら!」「だめ!」「めっ!」と大きな声で言います。この方法は1度だけ使用することで効果があります。毎回使用すれば慣れてしまうため、継続して使用してはいけません。このときも叩く必要はありません。もし、この方法を継続してしまうと、だんだんと声も大きくなり親御さんも感情的になっていく危険性があります。

[2]子どもに責任をとらせる叱り方
 お子さんが散らかして遊んでいるとき、「そんなに散らかして!お片づけしなさい。(お母さんと一緒にお片づけしましょう。)(お母さんがお片づけするまでそこに立ってみていなさい)」と言う。

[3]継続的に使う叱り方
 1回目「やめなさい」
 2回目「さっきもやめなさいって言ったでしょう」
 3回目「ちょっとおいで。」あるいは、保護者がお子さんのそばに行き、両手をお子さんの腕におき、静かに「ママはやめなさいって言いました」とお子さんの目をみて言い、その場を去ります。それだけで効果があり、この方法は何度でも使用できます。

最近の流行っている病気
嘔吐・下痢症が大流行中です。原因はノロウイルスによるものです。手洗いや消毒(ミルトン)をしましょう。
 咳と発熱のRSウイルスやマイコプラズマもあります。インフルエンザはまだ子どもたちには流行していません。
 感染症として突発性発疹、水痘、溶連菌感染症がみられています。

4種混合ワクチンについて
 11月から開始された4種混合ワクチンは供給の問題で、入荷した本数で予約をお取りしています。4種混合ワクチンは3種混合ワクチン+不活化ポリオワクチンと同じものであることから、どちらで接種してもかまいません。4種混合ワクチンを待つより、早めに3種混合と不活化ポリオの同時接種をされることをお勧めしています。接種票の使い方は保健センターあるいは当院受付にお尋ねください。


今月の休診・代診の予定
 
5日(水) 午後診療 宗像先生
 東京都医師会
18日(火) 午後診療 宗像先生
 練馬区小学校講演
19日(水) 午後診療 宗像先生
 江東区での講演
21日(金) 午後診療 宗像先生
 東京都学会シンポジスト

木曜日午前診療は西堀先生です

年末は 12月28日午後〜1月5日まで

http://park12.wakwak.com/~akiyama/



 

KUNERUASOBI
あきやま保育室 平成24年12月号

  あんずグループの子どもたちが、自分たちで掘ってきたさつま芋でスウィートポテトを作りました。前日にお芋洗いをし、当日、蒸かしたお芋をつぶして丸め、卵を塗り最後にトッピングで飾り付けをする工程を、どの子もとても集中して行っていました。
 芋類が苦手で、給食に出た時は苦戦している子が「食べた〜い!」と自ら言い(まず、その言葉に周りの大人はびっくり?!)、パクっとお芋を食べる姿があったり、食べられる食材が限られている子が、お芋と一緒に掘ってきた大根を家で料理したら「食べてくれました♪」と、親ごさんから嬉しい報告を伺ったりもしました。自分で獲ってきた物や手伝って作った食事は、『満足感』というスパイスが味付けとなり子どもにとって特別な物に返信するのだと改めて思いました。
 これから忙しい年末年始に突入しますが、ご家庭で過ごす時間も増える時期なので、おぼつかないかもしれませんがご飯作りのお手伝いにチャレンジさせてあげる機会を作ってみても良いですね。



【 保育室の生活のどうして?シリーズ】         

その17:通園鞄について
 保育室に持ってきていただく荷物は、スペースの問題もありますが、レジカゴバッグ大の通園鞄に入る量で、その日使用する分の衣類やオムツ、パジャマ、洗濯ネットに使用済みのおむつを入れるビニール袋、月齢により歯ブラシをお願いしています。
 1歳くらいより、自分でオムツやパジャマを鞄から出す取り組みが始まるので、あまりギュウギュウに入れてしまうと、なかなか取り出せなかったりグチャグチャになって子どもが扱いづらくなってしまいます。ときには、こっそり私物のオモチャが紛れていて着替え時にひょっこり出てきて、着替えに集中出来なくなってしまうこともあります。その為、保育中に使用しない物は鞄に入れないようにご協力頂いています。
 私物を置いたままに出来ず、親御さんにはご不便を感じさせてしまう点もあるかと思いますが、今まで子ども達の成長過程を見ていると、身辺の自立へ向け自分の荷物の扱いを覚えて行くには、この荷物鞄は程よい大きさと量と感じています。

【面談を終えて ・・・】
 先月で個人面談が終了しました。開室当初より、当保育室をご利用いただくご家庭は、ご両親で送迎を協力し合ったり面談や保護者会など一緒にご出席くださる方が多く、育児への関心・意識が高いといつも感心しています。
 今回の面談でも、ご家庭でのお子さんの姿や対応法、育児に対する疑問などパパ目線ママ目線でお話を伺うことができ、とても勉強になりました。
 また、皆さんのお話しの中で、1歳児のちょうど赤ちゃんから幼児期へ以降する時期の生活リズムづくりや要求の対応に苦慮されていること、子どもとしては準備は出来ているのですが大人の意識として、脱・赤ちゃんへのシフトがなかなか難しいことを感じました。今後、その部分を整理しながら、親子が次のステップに向かって行けるよう私たちにできることを考えていきたいと思いました。

文責 高橋

年末年始休業:12月29日(土)〜1月3日(木)

2013年1月号

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