アロマセラピーサロン Lourmarin ルールマラン を主宰するsakiさんによるアロマエッセイです


第3回 アロマバス


もう12月、日に日に寒くなってきましたね。冷え性の私には辛い季節です。
冷え性とは、ただの寒がりと違い、手・足など部分的に寒さを感じる症状のことで、女性に多く見られ
る症状です。

人間の体は寒いとき、心臓や内臓などの血液と温度を保つために、手足などの他の部分の血管を細
くして血液を重要な臓器に集中させます。よって、手足の血行不良が起こり冷たさを感じるということ
で、やはり体を冷やすことはよくありません。
それ以外にも血行不良は運動不足、低血圧症、貧血などが原因になることもあります。
また、ストレスによる自律神経の影響で抹消血管が収縮し、血液の流れが悪くなることもあり、
この場合冷えによって新たにストレスを感じるため、ますます自律神経を乱れさせ、冷えを慢性化
してしまうことがあるそうです。

精油を温湯に加えるアロマバスはそんな冷え性に悩む女性にとって、手軽でかつ効果的なものです。
アロマバスは、部分浴全身浴で利用できます。

手・足などの部分浴は、着替える手間もいらず、かつ全身を温める効果があるといわれています。
洗面器などに手首もしくは足首までつかるくらいの少し熱めのお湯(40−43℃)を入れ、精油も1-2滴
入れよくかき混ぜて、10分程度つかります。
全身浴の場合、精油は水に溶けにくい性質のため、できるだけ天然塩や植物油に薄めて使用すること
をお勧めします。(肌が弱い人は部分浴でも精油を薄めることをお勧めします)

もし、精油をそのまま使用する場合は、よくかき混ぜて5-10滴くらいを目安にいれましょう。




<バスソルト・1回分>

@ 天然塩大さじ1(塩にも血行促進、肌のきめをととのえる効果があります)
A お好みの精油1?5滴
B @とAをよく混ぜ合わせ、お風呂に入れよくかき混ぜます。


<子供も喜ぶシュワシュワ!発泡バスソルト・1回分>

@ 重層大さじ1、クエン酸小さじ2、コーンスターチ小さじ2を、小さなボールなどでよく混ぜ合わせます。
A 植物性グリセリン小さじ1/2と精油1?5滴を入れて、さらに混ぜ合わせます。
B ラップなどでくるみ球状に丸くします。


<精油のブレンド例>
  ジュニパーベリー(余分な水分や老廃物の排出、新陳代謝を活発に)
  ローズマリー(血行促進、発汗作用、筋肉痛の緩和に)
  ラベンダー(自律神経のバランスを整え、免疫力をあげる。不眠にも)
  ローマンカモミール(生理痛や更年期の症状を緩和、リラックス効果)
  



なお、精油は揮発性が高いので1回の効果は30分程度と考え、次に入る場合
はもう一度精油を追加しましょう。ただし、合計10滴までを目安にして下さい。



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