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【第5回】 いよいよ夢の始まりかな??
お陰さまでコアルーバッグは今年の初めから世間に広がりを見せ始めました。

6月のはじめにNHKのまちかど情報室で新作のコアルーバッグが紹介されたのをご覧になった方も多くいらっしゃると思います。その後フェイスブックに「いいね!」をしてくださる方もどんどん増えております。

そして、展示会を通して出会った、いわゆる中間業者という会社さんから通販業界に色々と紹介をしていただき、取引をさせていただきました。昔は問屋さんといって、売り手に合わせて商品の企画をして提案してメーカーに発注をするシステムがアパレル業界では当たり前だったらしいのですが、今はメーカーが作った商品を流すだけの問屋さんも多く、メーカーはいわゆる「問屋飛ばし」をして小売店と直接取引をしたりインターネットで販売をしたりするようになったそうで、中間業者と言われる業種は問屋では無いけれども、営業で媒体とのつながりをしっかり作って取引のお手伝いをする会社さんのことです。実際、立ち上げたばかりのメーカーは本当に情けないぐらい取引に力を発揮できず、いくら良い商品を持っていたとしてもまずは口座を開いてくれないし、実績を問われ信用を問われるのです。


コアルー社ももちろんその赤ちゃんのような会社の一つで、中間業者さんの世話になりながら、JR東日本商事、小学館、車保険のJAF、生活クラブ生協、ママたちのエンジェリーべなどなど、今月から今年の後半にかけては島屋通販、三越伊勢丹通販と、メジャーな媒体にどんどん取り扱われるようになりまして、来年の1月にはQVCでの放映に向けての準備も進めています。

一見すごい!と思われがちですが、その華やかな名前の裏には非常に薄利の取引とか、まずは同じ媒体でも小さい枠からという実情もあるので、実利に結びつくのはもう少し(事業の世界でのもう少しというのは大体1年、2年は当たり前なもので大変ですが)時間がかかると思います。


実は、このような取引は、ほぼロイヤリティ契約によって展開されるようになりました。

現在4社とのロイヤリティ契約が成立またはほぼ成立していまして、つまり実際に商品を作るメーカーになるのではなく、特許の権利を売ることになったということです。

しかも特定の1社ではなく複数の会社との契約。その4社の中にはもともとバッグメーカーではない会社さんもいるので、コアルー社のブランドをそのまま使って外注形式で生産をしてくれるのですが、他はカメラアクセサリー専門の会社さんだったり、豊岡のビジネスバッグが得意な会社、そして大手百貨店との取引がほとんどを占めている大きなバッグメーカー兼問屋さんもいます。

9月の中旬から全国の三越伊勢丹(新宿、日本橋、銀座の基幹店を除く)でENDOというバッグメーカーからの新プライベートブランドの一角に2種類のコアルーバッグがそれぞれ5色ずつ並びます。サンプルをチェックしたり商品の販売に向けて説明会に参加したりしているのですが、さすがに良いモノを作ってくださって本当に感謝しています。これからのお客様の反応がドキドキ楽しみです。



そもそもアイデアを思いついた時から、そういう形を夢見ていたのですが、提案の仕方やアプローチの仕方が悪かったでしょうね、どこのメーカーさんも耳を傾けてくれませんでした。

アイデアはいいのだが…とか、ひどい場合はノーコメントでの断りの返事ばかりが続くので本当に困っていました。

そこでまずは自分で作って売ってみる、という自社ブランドの道(これが結構険しく長い道のりでしたね…)を歩んできたのです。結果今では、コアルーバッグを作りたい、コアルーのベルトの仕組みを採用したいと希望される会社さんが現れ、このような契約を数件まとめることになったわけです。


実は私…、呆れるほどもっとでっかい夢を持っています。「どうせならコアルーバッグにすればいいのに…」の世界を作りたいなあって。

お出かけの支度をしながらリュックにしようかな、トートでいいかな、それとも斜めかけショルダー?と悩むことよくありますよね? そんな時、やはり今日はコアルーにしよう、とか。カバン屋でカバンを選ぶときにも、どうせショルダー買うならコアルーにすれば色々使えていいのでは?とか。なんであなたの会社はコアルーバッグ作らないんですか?とか。

そして、コーチもヴィトンも当たり前のようにコアルーバッグという種類のバッグを作っているとか…。

つまり、その時の「コアルー」はコアルー社が出している、いちブランドの名前ではなく、コアルーバッグのベルトの仕組みを採用したすべての会社のコアルーバッグという一般名詞でありカテゴリーやジャンル名なのです


このとてつもなく大きな夢の世界、私は本気で実現される日が来ると思っています。どんなに苦しい状況でもその確信を崩して絶望したことはありません。ただ、方法を少し間違えたかもしれないからどうすればより良い方法でいけるか? ちょっと今回は失敗したから次は失敗しないようにしようとか、ぐらいしか考えないですね。疲れてなかなか前に進めないときもありますが、少し休んでなんとか元気を取り戻したら、どんどん前に進みます。
よく言えば前向きでしょ? 悪く言えば現実知らずの甘ちゃんかも知れません。どんなことを言われても私は本気で夢が現実になることを信じています。そのために頑張っています。他のことならともかく、コアルーだからこそできることがあると信じています。ちょっとした良い出来事はすべて夢の始まりだと思っています。夢のある生活、これはおススメですね。

コアルー公式サイト
http://www.coaroo.info/


2013年9月号

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