HOMEコラム三鷹のハハヂカラ(母力)!>coarooバッグを生み出したチカラ

コアルー社のサイトへ


【第6回】 2020年東京オリンピックに私も出る!
―――なに? 今45歳で7年後は52歳だよ。
いや、正確にはうちの子どもが出るの。
―――ならわかる。どの種目で? しかも出るなんて誰が決めた?
うちの第三子だよ。コアルーバッグ。もちろん競技ではなく、鞄としてね。
―――なあんだ、少し頭がおかしくなったんじゃないの? いくら自分のアイデアだからといって子ども扱いするなんて。

先日ニュースを見ながら主人と交わした会話でした。

発明家や企業家で自分のまたは自分の会社のアイテムに愛着執着いっぱいの方に良くあることだと言われますが、私はまたまた呆れるほどコアルーバッグのことを自分の子どもだと思っています。人間の子どもは自分の意志が出来上がるので一個人として自立を促したり自我を尊重してあげなければならないのですが、コアルーはモノですからそうはいきません。親の私がしっかり面倒をみて、責任感を持って営まなければ! かなり手間のかかる子どもでもあります。


こんなことを思ったのはいくつかのきっかけがあってのことで、特に3.11の後にそう思いましたね。

自分に直接被害があったわけではないのですが、回りまわって社会全体が冷え込んだせいで新しいアイテムに目を向けてくれる人が少なく、営業でもがき苦しむ長い長いトンネルの中状態に陥りました。

自分は韓国出身だから、そんな大きな出来事を目の前にして韓国に家族で移住したほうがいいのかな?とも思ったりも。

そんな中でも常にコアルーバッグの事業のことを思っている自分がいて、果たして私は何でこんなに強い執着を感じているのだろうと、ふと思えてきました。その時感じた確かな答えが「これは、私の子ども」だったのです。産んだ以上、責任をもって育てないといけないと。社会に役立つように育てなければいけないと。生身の子どもは配偶者の遺伝子も自分の遺伝子も入り交ざるものですが、これは100%自分の遺伝子。小さい頃からの自分の性分のようなものに神様からの運命が加わってこのアイデアが生まれたんだ、だから限りなく自分に似ている。自分を外から見ているような感じです。


前置きが長くなりましたが、そんなわけで「この子」をオリンピックに出そうと思っています。
こんなに宣言していいのかな? 自信なさそうにいうのは止めました。事業をやっているとたくましくならざるを得ない境遇に幾度も会って、母親が強くなるのと似たような現象が起こります。宣言して記録が残ったところで、7年後本当にそうなっているかな?と自分に賭けるつもりです。自分を試すつもりです。そしてその目標に向かって思う存分燃えてみるつもりです。私が尊敬しているソフトバンクの孫社長は「志高く」と若者に本気で言われておりますが、本当に高い志が何事にも必要かと思います。高い目標で敗れたら落ちぶれたり挫折したり、そんなのは志ではないと思います。高い志を持っていても現実はその半分も結果を出してくれないのが常。でもその高い志に向かって走る自分の心と体には大きな大きな実りがあり、その後の何事にも役に立つ、そんな志です。



さて、出場種目は「スポーツコアルー」です。

自分も経験したことがありますが、サッカーや野球観戦に行っていたママ友から言われたんです。

―――コアルーバッグってさ、前抱えにして観戦すると超ラクなんだよね。隣に置くと周りが気になるし席が狭くなるから抱えていたいけど、トートもショルダーもイマイチ。やはりコアルーだね。それにね、野球場でビールを売っているお姉さん、本当に重たそうだよね。肩に掛けているベルト、コアルーにすればいいのにってつい思っちゃったわ。

私もまったくその通りでした。


最近ようやく営業で徐々に成果を出して来ていて、9月にビッグサイトで開かれたギフトショーという展示会に発明学会の仲間と机を並べて参加したのですが、コアルーバッグをスポーツ用品を扱うネットショップで是非とも販売してみたいとおっしゃる数人のバイヤーに出会うことができました。

今は取引の条件を詰めたりしながら調整中です。また作業用に開発したら現場の人が助かりそう。重い荷物を運ぶ人は腰の病気や肩こりに常に悩まされているから、会社側からも労災の対策で大きな出費を強いられているからね。とおっしゃる方もいました。

スポーツ大会には観戦する人、作業する人などがたくさん関わっているから、そういう方々に役に立つコアルーバッグやコアルーベルトを提供したいです。日本は3.11の影響で地震や富士山噴火などの不安を抱えたまま大会の対策を練らなければならないし、防災グッズとしてのニーズはかなり前から言われていたことなので、そういう方面の商品開発もしたいです。


あと、7年。

それまでにコアルーバッグの「便利」と「安心」を「スポーツコアルー」と題してお届けしなければ。

今週末は子どもたちの運動会。カメラとビデオを交代交代に出したりしまったりしながら駆け回る、親たちの運動会でもありますね。その時私はコアルーバッグを前抱えにして撮影もラクラク移動もラクラク、シートを広げて座っている時もラクラク、運動会が終わってたくさんの荷物を家に運ぶときにもラクに使う、コアルーバッグのフル出番を楽しみにしています。皆さんも是非お試しください。三鷹の方にはお電話いただければ、特別に・・・。最近こうして親ばかの商売気丸出し状態です。やり過ぎないようにしないといけませんが・・・。

コアルー公式サイト
http://www.coaroo.info/


2013年10月号

このページトップへ  「三鷹のハハヂカラ」トップへ  「コラム」トップへ

みたか子育てねっと・子育てコンビニトップへ