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【第2回】 BE GOOD DO GOOD

今年の1月に3週間程、インドにあるヨーガの聖地リシケシに行って来ました。

子供達を夫に託して、思い切って行って来ました。


ヨーガの大先輩がリシケシに10年程前に渡り、生活の基盤を移し、ヨーガの先生(スワミ)をお招きしてヨーガ道場(アシュラム)を築かれました。
その方を頼り渡印しました。

丁度その時、先輩宅のスワミはお留守でしたので、近くにある本家本元のヨーガ道場、シバナンダアシュラムに毎日通い、本場のヨ−ガに触れて来ました。

今、日本で流行っているヨガとは欧米から来たもので、パワー系が中心となり、合理的で生理解剖学的に特化されたものとなっています。

ヨーガ本来の目的とは、一言で言えば、悟りを開く事。1人1人がカルマを昇華し、もはや輪廻転生を繰り返す事無く、解脱に至る事だと言われています。
美容、健康などはその副産物に過ぎないのです。

シバナンダアシュラムでは、お祈り、音楽、聖典の読誦、そしていわゆる日本で親しまれているヨガ(アーサナ)のレッスンなどが毎日、コンスタントに繰り返されています。

これまた残念な事に、こちらのアシュラムでもスワミニ(女性の先生)が不在でアーサナのレッスンはお休みでした。(インドではよく有るそうです)

ヨーガの聖地リシケシは、ヒマラヤの麓に位置して、悠然とガンガが流れています。

エメラルドグリーのガンガはとても美しく、全てを包み込んで流してくれる母なる大河。

父なるヒマラヤから吹く風はとても心地よく、ガンガの辺に座るだけで、透明になれるような気分になれます。


「BE GOOD DO GOOD」
シバナンダアシュラムに掲げられていた文字。

私の眉間に刻印されたかのように、心に残っています。

「善で在れ 善を行え」こちらのアシュラムを建立されたシバナンダジのお言葉。

シバナンダジは元々は西洋医学のお医者様。

人々を救済するには医学の道だけでは救いきれない事を知り、修行を積まれ、リシケシにヨーガ道場であるアシュラムを築かれました。

こちらのアシュラムでは、真理を追究し、キリスト、ブッタ、アッラー、宗教を超えて道を開かれています。

シバナンダアシュラムでは常に祓い清められた、凛とした空気が漂っていました。



私はヨーガの道に足を踏み入れて10年程、未だ未だの若輩者ですが、感覚的にBE GOOD DO GOODは私の中で響いています。

本物を捉える力。それをヨーガで培う。

永遠普遍である魂の入れ物である肉体に気付きを与え、真っすぐに歩き続けられるようブラッシュアップする。

今や私のライフスタイルとなったヨーガ。

レッスンしている時だけがヨーガでなく、ぼんやりとそこら辺を歩いている時も、ダラダラとつまみ食いをしている時も、ついつい愚痴を零している時も全て包括しています。

一番身近に在る肉体が悲鳴を上げぬよう、アーサナ、プラナヤーナ(呼吸法)で手入れをし、一番身近な社会である家族との絆を深め、地域と良い関わりを築けるよう、メディテーション(瞑想)で心の平穏を保つ。

花を見て美しいと感じられるよう、胸、喉、頭に新鮮な空気を通し、キャッチ出来る肚をつくる。

BE GOOD DO GOOD
シバナンダジの思いを少しでも多くの方々へ届けたく綴ってみました。

生きとし生けるものの利益を損なう事無く、活かし合う。そのヒントがヨーガの中に鏤められています。

それを探り当てるのもヨーガの醍醐味です。

BE GOOD DO GOOD
読んで下さった皆様に、どうぞ届きますように!

そして未来ある子供達が、どうぞ輝きますように!!

環境を創るのは大人である私達です。


2014年5月号

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