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税務署に開業届けとして記した日が「開業」だとすると、平成25年5月17日が「ママ猫の古本やさん」の開業日。先月で丸2年を迎えたことになる。どうにかこうにか、ここまでやってくることができたのも、ママ猫の本を買ってくださったお客さまはもちろん、家族、友人、仕事仲間はじめ、本当に多くの方のお力添え、アドバイス、時には苦言もあったからこそと、心から感謝している。 |
開業当時、4年生だった娘は6年生になった。来年になれば中学生だ。ちょうどその頃、ママ猫は3周年を迎える。内心、「ちょうどいいぞ、しめしめ」と思っている(笑)。 第3話の時、「子育て中の女性が仕事をするとなると、子どもをどうするのかが大きなポイントとなる」「私の場合は『おかえりなさいを言う』を原則に考えた」と書いたが、中学生になれば、部活もあるだろうし、友だちとの時間がより大切になってくる時期でもあるだろう。そしてきっと、あっという間に高校生、大学生。つまり、だんだん帰宅時間が遅くなってくるはず、そうしたら、今より「できる」ことが広がるはずだと目論んでいるわけだ。 |
5年後、10年後、自分がどうしていたいか。ママ猫を続けている自分をイメージして、手を打っていきたいと思っている。 一番の問題は、子どもが大きくなるということは、自分が歳をとるということであり、体力や集中力が年々落ちていくこと。10年前、20年前の自分から考えると、びっくりするほど体力が落ちている。にも関わらず、昔と同じ感覚で予定をたててしまうものだから、時間内に終わらなくて、「やり残している」事柄がどんどんたまっていっている今日この頃なのだが、じわじわとそこを受け入れつつ、そんな自分ができることも楽しみにやっていこうと思う。 |
言葉は、口に出したり、文字になると魂が宿る。だから、というわけでもないが、私はブログというものを書いていない。よく「ブログ、書けばいいのに」と言われる。ブログをこまめに更新することで、商売にもつながるんだからとアドバイスしていただいたこともある。しかし、フェイスブックやツイッターで、イベント告知や諸々のお知らせを発信するのはいいのだが、ブログとなると、どうにも苦手である。 でも、今回こうして『三鷹のハハヂカラ』〜「ネット古本屋が始まったチカラ」というテーマで書く機会をいただいた。これはおそらく意味があることで、今この時期に、ママ猫のことを言葉にする必然があったのだろう。 そして、6回にわたり言葉にしてきたので、もう既に魂が宿り、チカラを持ってしまった(“しまった”と書くと悪いことのようだが、そうではなくて、良い意味で!)。この機会を与えてくださったNPO法人子育てコンビニの方に感謝しつつ、これから先を進んでいこうと思う。 |
さて最後に。2年前、ママ猫の古本やさんを立ち上げた際、ホームページのニュース部分に「Special Thanks」を書いた。Special thanks to…の個人名は謹んで省略させていただき、新たな気持ちと初心に返るという気持ちで、当時書いた言葉をそのまま転載して『三鷹のハハヂカラ〜ネット古書店が生まれたチカラ』を終わりにしたい。 まだまだ未熟な「ママ猫の古本やさん」の、拙い開業記録的なものを読んでくださり、ありがとうございました。
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■ママ猫の古本やさんからのお知らせ
ママ猫の古本やさん
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2015年6月号