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    第2回 子育てと車

    アメリカに来て、生活で一番変わった部分はやはり、車が必要不可欠という事です。

    かつて三鷹に住んでいた時は、車を運転するのは小児科に行く時や、
    雨の日の幼稚園や保育園の送り迎えぐらいでしたが、こちらでは毎日運転しないわけにはいきません。

    というのも、ここアメリカ郊外では、電車はもちろんのこと、バスも運行はごく一部地域のみ。
    おまけに道路に「横断歩道」がほとんどないので、
    徒歩5分圏内のスーパーマーケットがあるのにもかかわらず
    そこに行くには東八道路なみの道路を横断歩道無しで横断しなくてはなりません…。
    必然的にどこへ行くにも車で行くことになります。

    もともと運転には苦手意識が強かった私。
    初めの3か月は本当に運転が苦痛でしたが、その後は少しずつ慣れてきて、運転を楽しめるようになりました。

    こちらでは、横断歩道がほとんどないが故に歩いている人や自転車に乗る人もかなり少なく、
    見かけるのはジョギングや運動目的で自転車に乗る人ぐらい。
    運転中に歩行者や自転車を気にする必要がほとんどありません。

    おまけに目的地にはほぼ必ず目の前に広い駐車場があります。
    かつて最大の難関だった「駐車場探し」や「狭い駐車場への駐車」「縦列駐車」も必要なし!万歳!

    この「車社会」は子育てにおいてもとてもありがたい面が多いと感じます。

    アメリカでは、病院で出産後、退院の際にはチャイルドシートを車に装着していることが義務付けられています。
    (州によって多少の差はあるかもしれません)

    ベビー用シートは持ち運びできる形のものでそれをベビーカーにもセットして使用するのが主流です。
    日本のベビーカーと比べてやたらと大きく、重そうですが車に乗せて移動するのでもちろん問題なし。

    さらにアメリカでは法律(障がいを持つアメリカ人法※リンク)により
    お店・建物等も車椅子の方向けのバリアフリーの整備が徹底されています。
    よって通路やトイレも広く、ベビーカーでも移動しやすくなっており、
    ※リンク
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A4%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E4%BA%BA%E6%B3%95
    日本のような「ベビーカーをたたむかどうか問題」とも無縁です。

    私自身、二人の子を連れての電車移動や買い物は大変だった思い出ばかりなので、
    アメリカで赤ちゃんを育てていたら、もっとおおらかに育てられたのかなあ〜なんて思ったりもしました。
    (異国で子育てすることは大変な面ももちろん多いと思いますが…)

    と、意外と良い面も多い「車社会」ですが、子どもが大きくなってくるとまたちがった面が…。

    ご存じの方も多いと思いますが、アメリカでは子どもが留守番できる年齢が定められている州が多いです。
    おまけに我が家はバスも走っていない地域なので、どこへ行くにも送迎しないと行けないのはちょっと大変(^^;)
    娘が小学生になって、1人で「ムーバス」に乗って習いごとに行ってくれていた日々が懐かしい…。

    ナンバープレートはこんな感じです
    仮のナンバーはなんと紙製…!
    アメリカの運転免許試験テキスト
    牛や鹿が通るという標識も!
    今年はかつてないほど大雪がふった
    ノースカロライナ州。
    学校は何日も休校になりました

    2014年5月号


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