• HOME>コラム>子連れ渡米日記>第3回アメリカの公立小学校


    「子連れ渡米日記」目次へ


    第3回 アメリカの公立小学校

    こんにちは!渡米して半年がたち、ようやく生活にも 慣れてきた気がする今日この頃です。

    今日は上の娘が通っているアメリカの小学校について 日本との違いや最初に驚いたことなどを書いてみたいと思います。

    ●カレンダーが2通りある
    こちらの小学校の年間カレンダーは「Traditional」 という従来通りの夏休みが長いタイプと、
    「Year-Round」という「9週間通って3週間お休み」というタイプの2種類があります。

    Year-Roundは4つのサイクルがあり、同じ学校の子でも
    サイクルによって休みが違います。校舎を有効活用できるため、
    我が家の近郊では人口増加地域に多い様子。
    3週間のお休みの間、共働き家庭の子ども達は
    学童のようなプログラムを利用することが多いようです。
    【写真1参照】

    アメリカ移住を検討するとき、「日本に長く一時帰国するなら絶対にTraditionalがいいわよ。
    そうすれば日本の学校に短期間子どもを通わせることもできるから。」とアドバイスを受け、
    我が家もTraditionalの学区で家探しをしましたが、なかなか見つからず苦労しました。

    晴れてTraditional学区の学校に入れた我が家、6月中旬からの夏休みには 日本に一時帰国する予定です!
    ちなみに新学期は8月最終週ごろから始まります。

    ●教科書を持って帰らない
    日本では入学すると各家庭に教科書が配られますが、こちらでは学校の 所有物のためか、教科書を持ち帰ることはありません。
    テストやプリント類は持って帰ってきますが…。
    親としてはどんな勉強をしているのか全体を把握したいのですが(^^;)

    ●宿題は平日のみ
    宿題は毎週月曜に紙のフォルダーに一式入ったものが出され、金曜日に それを提出する仕組みです。
    週末は無いのがせめてもの救いですが、 土曜に日本語補習校に通う我が家は週末も宿題が…。

    ●プリント配布は週一回
    「Tuesday folder」という宿題と別のフォルダーに入れて持ち帰ってきます。
    ほぼ火曜日しかプリント類が配られないというのはわかりやすくて便利です!

    ●お弁当
    基本的には各自ランチを持参します。学校でランチを購入することも可能ですが、 ピザやホットドッグなどいかにもアメリカ風の軽食。
    我が家はごく普通(ちょっと手抜き…)の日本風お弁当を持っていっています。

    アメリカの子が持参するランチといえば、パンにピーナツバターを塗って ジップロックに入れたようなものが多いようで、
    いわゆる「子どものお弁当グッズ」は こちらではなかなか見つかりません!

    ●徒歩通学はほとんど無し
    学校のすぐ近くに住んでいない限り、スクールバスか親の送迎で学校に通います。
    私の住むノースカロライナ州では、例年にないほどの大雪が降り、 雪に不慣れな地域のため小学校が8日も休校になりました!!

    ●ぬいぐるみデイ・パジャマデイ!?
    冬休みに入る前など、日本の学校でも時々「おたのしみ会」が開催されますが、
    娘の学校では「パジャマデイ」としてパジャマを着て登校し、映画を観る日がありました!
    本当にパジャマで行っちゃって大丈夫なのか、かなり心配しましたが…(笑)
    また、毎週金曜日はクラスで「お気に入りのぬいぐるみを持参する日」となっているようです。

    ●ESLで英語のサポート
    授業はすべて英語で行われますが、一日のうち何時間か、ESL (English as a Second Language=英語が母国語でない人の為のクラス)が設けられています。
    もちろんそこでも英語なのですが、専任の先生が初歩から教えてくれるので、 英語圏出身ではない子ども達にとっては貴重な時間です。

    ●ファンドレイジング(寄付集め)
    PTAを中心とした、学校運営のための寄付をあつめる活動が 日本よりも盛んに行われているようです。
    2月に娘の学校で行われたマラソン大会は、学校の遊具整備のための
    寄付を集める一大イベントとなっており、子ども達も楽しみながら寄付集めに関わっていました。

    詳しくはブログをご覧ください★
    「子どものころからファンドレイジング★アメリカ小学校のFRマラソンとは」
    http://kochisat.blogspot.com/2014/02/fr.html

    と、ざっと挙げただけでもかなりたくさんの違いがあり、
    予想外の事態に驚くこともしょっちゅうですが(苦笑)、
    iPadなどを活用した情報教育や、プレゼンテーションの力を伸ばす教育など アメリカらしい良さも味わっていきたいです。

    ただいま、親子で取り組むプレゼンテーションの課題に取り組んでいるのですが
    果たしてどうなる事やら(汗)。また報告したいと思います!



    民間学童のような施設の小学生向け・休暇中のプログラム。もちろん費用はそれなりに…。 アメリカ人のお友達に宿題を手伝ってもらいました。家庭教師を利用している家庭も多いようです。 毎朝スクールバスを待ちます。冬は寒かったー!

    2014年6月号


     このページトップへ 「子連れ渡米日記」目次へ コラムトップへ

    みたか子育てねっと・子育てコンビニトップへ