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    第13回 アメリカのお弁当事情

    子どもたちが通う学校も、8月下旬から新学期が始まりました。
    6月からの長〜い夏休みの間は、日本へ一時帰国したほか、アメリカで市や民間のサマーキャンプに参加していた子どもたち。

    サマーキャンプは基本的には毎日お弁当を持っていきます。
    普段の学校も、カフェテリアで購入できるランチもありますがピザやホットドッグ中心のため、我が家はお弁当派です。
    今回はアメリカでのお弁当事情をご紹介してみたいと思います。


    ◎お弁当の中身は?

    ・サンドイッチ(うん、予想通り)
    ・ベーグルサンド(これも予想通り)
    ・リッツなどのクラッカーにチーズやハムをはさんだもの(それはおつまみでは?)
    というあたりが多いようです。
    また、我が子の学校で特徴的なのは、IT企業が多数進出しているエリアのためインド人ファミリーが多いこと。インドのご家庭では「サフランライス」など特徴のあるランチを持ってくる子が多いそうです。

    我が家はお弁当箱に、おにぎりとおかずを詰めた、いわゆる日本の「ふつうのお弁当」を持たせています。
    しかし、やはりクラスメイトには奇妙に見えるらしく(特に海苔が)、「おにぎりを持っていくと『イーウー!』って言われるからちょっと嫌だなあ」と息子。負けじと日本食の良さを伝えていってほしいものです……。
    (注:『イーウー!』とは英語のスラングで『気持ちわるっ』『きもい』というニュアンスの言葉。主に子どもが使います)


    ◎スナックタイム

    アメリカと日本の最も大きな違いは、この「スナックタイム」ではないでしょうか。子どもたちは午後のスナックタイム用に家からスナックを持参します。主にポテトチップスやクッキーなどの小袋やフルーツを持ってくる子が多いようです。
    家に帰ってからおやつを食べればよいのでは?という気もしますが、Kindergarten(日本でいう年長)から5年生まで一律、毎日3時45分まで授業があるので休憩が必要なのかもしれません。


    ◎夏休みや遠足でのお弁当の悩み

    アメリカの学校の遠足やサマーキャンプでは、子どもが持ってきたお弁当をまとめて大きなクーラーボックスに入れて保管することがあります。
    以前、そのルールを知らず遠足の日にお弁当をクーラーボックスに入れ忘れた息子は、せっかく持っていったお弁当を食べさせてもらえなかったそう(お友達や先生からスナックやパンをいただいたそうですが)。

    気温上昇によってお弁当が傷んでしまうリスクを避けるためだとは理解できるのですが、クーラーボックスに入れておいたおにぎりや玉子焼きは冷たく冷えて美味しくなくなってしまうようです。必然的に夏場や遠足の時はシンプルなサンドイッチ弁当に…。


    ◎こんなお弁当まで!

    アメリカのスーパーマーケットでよく目にする『ランチャブル』。クラッカーやピザ、サラミ、チーズなどが1つにパックされた既成品のお弁当です。これを初めて見たときの衝撃は忘れられません…!
    しかし結構持ってきている子も多いようで、我が子たちも「一度でいいから食べたい!!」と熱望。根負けして一度買って見ましたが、「おいしかった!」と満足気でした…。ちょっと、いやかなり複雑な親心です。


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    こういう大きめのランチバッグを
    みんな持っていきます
    たくさん種類がある「ランチャブル」
    ほとんど「おやつ」…!?

     

    2015年9月号


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