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第10回 | “子育て中の身近な危険に注意しましょうΣ(・。・;)” |
こんにちは!今年はあまり「秋」を感じることなく、「冬」がやってきてしまった気がします。ついこないだまでは「クールビズ」ということで、半袖シャツで通勤することもありましたが、いつの間にか、朝の通勤が肌寒く感じ、背広を引っ張り出したと思ったら、ここ数週間は、吐く息が白くなり、慌ててコートを引っ張り出した今日この頃です。 |
さて、今回は東京都が発行している“くらしに役立つ都民のための消費生活情報誌”「東京くらしネット」から、子育て中に気を付けてほしい、身近な事例をいくつかご紹介します。
1.食品でも起こる!子どもの窒息事故に注意! 今回はタバコや電池等、家庭内の日用品によるものだけでなく、私たちが日頃口にしている食品でも多く起こっていることを事例とともに紹介します ●9か月の娘に赤ちゃん用ウェハースを小さく切って与えたら、のどに張り付き呼吸ができなくなった。 ●2歳の孫があめ玉の大きさのチーズを食べたら、のどに詰まらせ、窒息しかけて緊急搬送された。 |
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危険性の高い食品の例 ●水分が少なく固いもの:人参、りんごなど ●そのまま飲み込める大きさの食品:あめ、ミニトマト、ぶどうなど ●ピーナッツなどの豆類 これら以外に、ソフトせんべいやビスケットなどのベビー用おやつによる窒息事故も発生しています。 「幼児(赤ちゃん)用と書いてあるから」「柔らかい食べ物だから」と思っても充分、ご注意ください。 窒息を引き起こす可能性がある食品は、成長段階に応じ適切な大きさに切る、つぶすなどして与えるようにしましょう。日頃から保護者の注意が必要です。 また、いざというときのために、応急手当方法を学んでおくことも大切です。自治体や学校等が主催する救命講習等に参加するなど、子供の事故防止に努めましょう。 |
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2.気をつけて!自転車の幼児用座席からの転落事故 1〜2歳児の事故発生が多く、全体の9割以上が頭や顔を受傷しています。駐輪中にも、転落事故が起こっています。(東京消防庁管内)
自転車の幼児用座席での事故事例 ※1 ●母親が子どもを自転車の幼児用座席に乗せ、玄関の鍵を閉めるために離れた間に自転車ごと転倒し頭部を受傷した。(2歳 男児 軽傷) ※1 出典:東京消防庁「救急搬送データから見る日常生活の事故 平成24年」 ※2 中等症:生命に危険はないが入院の必要があるもの
事故防止のポイント 子どもを乗せ降ろしする際は、平らな場所に停車し、スタンドにロックを掛けましょう。ハンドルがまっすぐ前を向いていることを確認し、ハンドルを固定できる場合は、ふらつかないように固定機能を使いましょう。 ●幼児用座席に子どもを乗せたまま自転車から離れない! 子供が身体を動かしたり、幼児用座席から降りようとして、自転車が倒れるおそれがあります。また、乗車時は荷物を先に、子供をあとに乗せ、降車時は先に子どもを降ろしましょう。 ●ヘルメットと安全ベルトを必ず着用させる! 頭部への衝撃を緩和するため、乗車前に子どもに必ずヘルメットを着用させましょう。 転落防止のための安全ベルトを使用し、装着したら緩みや留め具の状態を確認しましょう。 ●乗車する前に幼児用座席をチェック! 幼児用座席の各部に不具合(ネジ等の緩み、留め具の破損ほか)がないか、また、子どもの体重と座席のサイズが合っているか確認しましょう。 |
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◆東京都消費生活総合センター 東京くらしねっとweb版 http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/kurashi/ 三鷹市消費者活動センター消費者相談室 〒181-0013 三鷹市下連雀三丁目22番7号 相談専用電話:0422-47-9042 相談日時:月曜日〜金曜日(祝日を除く) 午前10時〜正午、午後1時〜午後4時 |
2014年12月号