●声に出して・・・
子供たちを寝かしつけるときに私はよく物語を読み聞かせます。絵本ではありません。絵本だと子供二人が絵を見ようとケンかを始めたり話に夢中になってなかなか寝付いてくれません。それで、彼らにはまだちょっと早いのですが、私の大好きな本『鏡の国のアリス』を読んでやっています。大抵、1章を読み終わる頃には二人ともすやすや夢の世界です。意味が分からないから寝付くんじゃないか?確かにそれもあるかもしれません。でも、朗読する声も、一種の子守唄のように子供たちの耳に入っているのでは、とも思います。
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NHKの『にほんごであそぼ』という番組は、意味は分からなくてもいいから、『じゅげむ』や『祇園精舎』を子供たちに暗誦させて、日本語の節回しの楽しさを紹介しているんですよね、きっと。子守唄を歌っても子供たちからブーイングをうけてしまう私も、子守朗読はちょっと好評なんじゃないか、と思う今日この頃です。
ちなみに、そのNHKの番組の監修は、『声に出して読みたい日本語』の作者、斉藤孝さんだそうです。 |
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