ママとパパのリレーエッセイ
ー第11回ー
tomitomoさん

 ○子供には「本物」を感じてもらいたい・・・

 母になってもうすぐ3年。過ぎてみればとても短く感じます。
 夫の転勤で東京に移動することになり、初めての土地で、初めての子育て・・・。転勤前は、地元で育児休職後、子供は保育園に預け復職するつもりでしたが、新しい土地で会社勤めとの両立をする自信がなく退職しました。
 不安はつきることはありませんが、ようやく東京の生活を楽しめるようになりました。そのきっかけは「都会での子育ても良いな?」と思えるようになったことです。 
 私は、山や川に囲まれのんびりとした「自然豊かな町」で生まれ育ちました。美しい緑や澄んだ空気、きれいな青空、星空・・・子供はやっぱりこんな環境で育てたい!と思っていました。今でも、娘には田舎ならではの「本物の自然」を感じさせたいので帰郷した際には、朝から夜まで自然に浸らせています。
 都会ならではの「本物」、それは「文化的な刺激」だと思います。私はミュージカルを観るのが好きなのですが、田舎でミュージカルを観ようと思ったら、泊まりがけで行かなければいけません。私がミュージカルを初めて観たのは就職してからです。 

 初めて観たときは、あまりの感動で自然と涙が出てきました。「子供の頃に観ていたら、人生変わっていたかもね〜」と思ったりもしました。
 そんなミュージカルを、東京にいれば1時間も電車に乗れば観に行けるのです!
 ミュージカルに限らず、コンサートや美術館、スポーツ観戦などなど・・・。娘には「東京にいる間に色々な刺激を感じてもらえたらな・・・。」と思っています。
 自然に囲まれての子育てもいいけど、都会での子育ても良いかも?!
  娘と一緒にミュージカル鑑賞をする日がとても楽しみです!       
 先日、「ジブリ美術館」で行われた「上条恒彦さんのコンサート」に娘を連れて行きました。
 「ちょっと2歳の子供には早かったかな・・・」と思っていました。
 しかし、家に帰ってから「あのおじちゃんのお歌かけて!」とリクエストがありました。「小さいながらに、本物の良さがわかったのかな?」と思いました。
         


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