ママとパパのリレーエッセイ
ー第14回ー
みそらママさん

 今月担当のみそらママです。もうじき4歳になる女の子、1歳3ヶ月の男の子を子育て中。全く違う性格の二人を育てていると、毎日小さなドラマや奇跡が起こります。そのたびに喜んだり怒ったり、泣いたり笑ったり、慌ただしく楽しい日々を送ってます。

1. テレビのない生活
昨年大晦日の大掃除の時、リビングからテレビを排除した。16年もののテレビですごく古かった。娘がビデオを見すぎると夜泣きをする。テレビ大好きな自分たちからテレビをとったらどうなるか試しにやってみよう。という理由から。仕事柄、主人の部屋にはテレビがあるので見たいビデオはそこで見るという事で三歳の娘も了解した。 
 最初すごく違和感があったけど、やってみるとそれなりに暮らせるもの。そのおかげで娘と息子がすごく仲良しになり、うちの中のおもちゃをもう一度見直して遊べるようになった。絵本を読む時間が多くなった。など私が子供と向き合う時間が増えて、ある意味大変だけど、それなりによい時間だと思っている。

2. 断乳してみて感じた事
子供が産まれて一番に幸せを感じたのは授乳の時。母がおっぱいをあげ、子がおっぱいを飲むのはやっぱり母子の一番のコミュニケーションだと思う。 
 娘は二歳半くらいまで飲ませ(二人目の子がお腹にいてホルモンの関係でおっぱいが出なくなった)卒乳。下の子もとことん飲ませてあげたかったが、甲状腺の病気で薬を飲んでいるので、1歳過ぎで断乳をする事にした。断乳はまだ訳のわからない1歳。という話をよく聞くがそれは違うと思った。三日はずっとおっぱいを取り上げられた事に怒りまくり、昼夜大泣き。その後はうなされたように毎晩悲し泣き。おっぱいがはってしまい、搾乳に助産婦さんが来た時の息子の様子を私は一生忘れないだろう。搾乳をしている時間の20分近く、決して私のところには来なかった。
 娘は私にまとわりついていたが、1歳の息子は距離をおき、ずっとおもちゃで遊んでいた。母が何をしてもらっているかちゃんとわかっている様子だった。搾乳が終わり、おいでという目をしたら、泣きながら私にすり寄ってきた。助産婦さんも驚いていた。おっぱいとお別れの儀式をしたのかと聞かれたが、特にしなかった。でもぐずられるたび「お母さんが病気でおっぱいバイバイしなきゃならなくてごめんね。」と謝った。この年でも説明すれば母の事情をちゃんとわかってくれる。子供には親の気持ちはちゃんと通じる。あらためて思った。 
3. 家族新聞
 おととし、田中周子先生の講座をきっかけに主人と家族新聞を作ることにしている。一年間のできごと、事件、子供の成長などをとりあげ、写真などもおりまぜて2枚の新聞を作る。けっこう手間だが、毎年続けばすてきだなと思う。
 子供が幼稚園に行き、学校に行くようになったら、その新聞の枚数はもっと増えるだろう。今からすごく楽しみだ。

コラムトップにもどる 過去のエッセイを見る