ママとパパのリレーエッセイ
ー第22回ー
kiyoさん

「結婚という形」
 結婚して、まもなく11年。早かったな〜、と、同時に、正直、しんどかったな〜、なんて、マイナスなことばかりですみません。
 もちろんそればかりではないのだけど、私は、ちょっと力をいれすぎました。「結婚」という形にこだわりすぎて、よくわかんないけど、いい妻になろうって。それが空回りして、10年目にしてやっと気づいた!って感じです。 
 最近は、息抜きとしての手抜きを覚え、無理をしないようにって思っています。
 これから、まだまだ長い人生。妻としてではなく、女としての自分をきちんともっていたい、妻になっても母になっても・・・男性もそうですよね、きっと。それをお互いに理解することができれば、きっとそれがいい「結婚」の形になっていくのだろうと、漠然と感じています。どうなのでしょう?
「育児と育自」
 子育ては、自分育て。子どもが大きくなればなるほど、感じますね。10歳と8歳の二人の息子がいますが、最近は、けんか(最初は叱っているのに、気づいたらけんか・・)をすると、とても痛いとこつかれます。子どもってよく見てますよね。子どもは親の心を写す鏡でもあるんですね。特に、次男は、怖い・・・。私のちょっとした言葉の矛盾をついてきます。そういうときは、素直に謝るべし・・・自分のいけないところがわかるし、子どもの本音が聞けたりするから、けんかもそうそう悪くはないな、なんて思ったりもします。本当だったら、自分で気がつかなければならないのにね。そんな情けない母なのですが、自問自答しつつ、手さぐりでの母業です。


「一緒の思い」
大事にしていることは、気持ちの共有です。大人も子どもも関係なく、何かに一緒に感動することで、とても心が近くなった気がします。たとえ一緒に体験できなくても、このことを話したら、あの人、きっと笑うだろうな、びっくりするだろうな、なんて、
想像すると、すぐに話したくなるのがおしゃべりな私です。だから、子どもが学校でのことなどを話してくれると嬉しいですよね。きっと子ども達もそう思っているんだろうな、って。そういうときは、心を近づける絶好のチャンス!忙しいとつい「後で」って言いそうになるのだけど、そういう時は、「ごくん」と言葉を飲み込んで、「お風呂でゆっくり聞かせて」と言うようにしています。お風呂は、一日のうちの大切なスキンシップの時間です。

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2004年11月号