ママとパパのリレーエッセイ
ー第34回ー
Roggyさん

こんにちは。Roggyと申します。
1年間の育児休暇を経て、今春から職場復帰した私。1歳の娘を認証保育所に預けています。
 職場復帰をしてから、「大変でしょう〜?」って、本当によく言われます。でも、大変だけどいいこともたくさんあるじゃん!って思ってもいます。
 まず大変なのは家事!私、人には言えないのですが家事があまり好きではありません。休暇中はそれでもなんとかこなしてはいたものの、復職してからはホント…とてもじゃないがお家に人を呼べません。お洗濯なんかすっかりパパの仕事になっています。
夕飯の支度がまた一苦労。子どもはお腹すいてるし、昼間逢えない分思いっきり甘えてくるし。世の中のできたママさんは「下ごしらえだけは朝のうちにしておく」らしいのですが、朝が戦場(もう少し早く起きろ)なのでそんなことできてません。レトルトやら、保育園で教えてもらった「忙しい親のための食事レシピ」を活用しながら毎日バタバタしています。

 保育園には非常に助かっています。保育園様々です。保育園でいいご飯を食べさせてもらっているので夕飯ぐらい手抜きでもいいか!なんて思えたり。毎月の献立表を見ると、とってもおいしそう!むしろ親のほうがご飯食べさせてもらいたいくらいです。 
一番助かっているのは「子どもと一日中一緒にいなくていい!」こと。生活にメリハリがあるので子どもといる時間をリラックスして楽しめる。せっかくたたんだ洗濯物を端から広げられたり、遊びながらお茶を飲んでこぼしたり、お風呂を嫌がって逃げ回ったりしたって、にっこり笑って許せてしまう。赤ちゃんだった頃はまだしも、歩き出すようになるとぜんぜん目が離せないし、かといっておとなしく家で遊べるわけでもなし。週末一緒にいるだけでへとへとになっちゃうのに、これを毎日なんてとてもとても…。
 
保育園に行きたくないと大泣きされたり、病気の娘を置いて出勤しなくちゃいけなかったり、お迎えが遅くなったときに淋しそうに泣いていたり、残業中に「全然寝なくてママ、ママ〜って呼んで泣いてるよ!」って半分困って半分怒ってパパから電話がかかってきたり、そんなときには本当に苦しくて泣きたくなってしまいます。それに私の職場はわりと住宅地に近接しているせいか、仕事中に子供連れのお母さんを見ることもしばしば。そんなときもちょっとせつない。
 
でも、お迎えに行ったときのニッコニコの笑顔や、保育園で習った手遊びを一生懸命やっている姿とか、疲れたなぁと思ったときに、娘を見ると自分も笑顔になれてしまう。
 働くママとしての体験談をお話しする機会がある度に私は言うのです。「大変だけどいいこともたくさんある」って。仕事が好き、家族が好き。そして会社にも保育園にももちろん家族にも、いろんな人に支えられて私は働くお母さんでいられるんだなあと感謝している毎日なのでした。
 

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2005年12月号