ママとパパのリレーエッセイ
ー第41回ー
みもさん

今回エッセーを担当させて頂くみもです。子育てコンビニの会員として、現在 <「わたし、お母さんになっちゃった!?」プロジェクト(ビデオ映画作成) >を始動したところです。(ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい) 

さ て、20代のころ、「結婚はしなくても、子供は一人くらい欲しいなぁ」なんてぼんやり考えていました。「この人の子供がほしい!」と思える人と子供は もうけて、結婚せずに一人でそだてる、家庭を作るよりそのほうが自分は気楽。
・・ストイック(無謀?)だった自分が、気がつけば夫と2歳の息子と家庭を作っています。

毎日、どたばた息子を追いかけ回し、夫に「早く帰宅せよ!」と文句を言ったり。。家族3人で過ごす時間がとってもいいなぁ、と感じるまでになりました。

もちろん、たまには夫婦で大人に過ごしたいので、先日子供を託児して2年ぶりにデートをしました(さんざん私がごねて実現したのが悲しい・・)。

また、家庭がいいと感じる反面、なおざりにしていた「自分」が顔を出し、「私の全部がお母さんになったわけじゃないのよ〜!自分の趣味嗜好は娘時代(古い?)とかわらないのよ〜!」と暴れたりもします。だって、好きな音楽に浸ってロマンティックになったり、映画をみたり、好きなアーティストのライブにいったり、ぜんぜんできな〜〜い!!のですもの。

また子供を持ったことで、自分が社会を構成する1ピースと強く感じるようになり、社会に対する視点も驚くほど変わりました。ですが、社会のしくみについて興味を持った時、学ぶ時間が簡単にはとれません。
子供を持ったからこそ、どんどん世界が広がろうとしているのに、子供がいるから時間が自由にならないってストレスを感じています。

でも、どうにかこうにか「何か動いてみる」ことで知り合った素敵な方々をみていると、頼れるものは頼って、社会に声を発信していけたらいいな、と思います。

家庭をもったことが「足かせ」に感じないような社会にしていけるといいなぁ。今、投じる一石が自分の世代に即座に反映することはないだろうけど、この先の大きな流れにつながるように。。。


追伸:夫に文句をいいすぎて自分の家庭は崩壊につながってるのかも〜〜〜
(ムンクの叫び)

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2006年7月号