ママとパパのリレーエッセイ
ー第45回ー
miubooさん

初めまして!miubooと申します!小4(10歳)・年少(4歳)2人の娘を持つ母です。

さてさて、朝晩が涼しくなりましたね。
夜外出すると木の上にはアオマツムシ(!?)
それはそれは、耳が痛いほどに大きな声が降ってきます。きっと、我が家の階下のお宅にも毎晩。。。

上の子が4年生になり、なんだか慌しくなってきた身辺。
そう、塾(受験)の問題です。
我が家は夫婦共に公立一直線。
「お」のつく受験経験ゼロ。。。

でも、子供の成長は待ったなーし!!
-1-
毎夜毎夜、夫婦で喧々諤々。
よし、通塾だ! 
やっぱり、初めに決めた通り、のんびり行こう!
グルグルグルグル。答えは出ません。虫の声をかき消す両親に辟易しているのは、子供達でしょうね。。

よし!初心に帰ろう!
上の子が生まれるにあたって購入した唯一の本。
子供の言葉に直された子供憲章。
生来不器用な私。
育児書をみるとドキドキしそうなので、指針だけ心に決め、後は出たとこ勝負で
行こう!という思いでした。
-2-
その中で私が心に留めたのは
「すべてのこどもは、いつもえがおでいていいんだよ。」
というような文言。

全ての子供がいつも笑顔。
これ以上ハッピー!な証があるでしょうか!
もちろん、年長者に真摯に教えを請う事もあるでしょう。
いたずらして怒られることも、努力が結果に結びつかず悔し涙をこぼすことだって。
でも、基本は笑顔。
安心の笑顔。
-3-
ところが、最近の我が家はどう?笑顔はいずこ?
親としては、子供のためにより良い方向を示してあげたい一心の口論。
毎年、通知表に「動作がのろいです、もっと周りをよく見て行動しましょう。」と書かれ続けた母親。
漢字を覚えるのが苦手で、広告の裏に手が黒くなるまで練習し続けた父親。

ゆっくり、のんびり見守りましょうよ。
私達もそんな子供だったんじゃない。
それでも頑張って働いて、可愛い子供が毎日彼女たちなりに成長してくれてる。
大丈夫、大丈夫。
-4-
ピンポーン!おっ!娘が帰ってきました。
昨夜、テストの点数で父親に注意され、今朝も食欲今ひとつだったな。
大好きな梨も一切れしか食べなかったし。
どんな顔して帰ってくるだろう。
おー!!満面の笑顔!
運動会で踊るよさこいが褒められたんだそう。
うんうん、いい動きだー!

さーて、今夜は家族で虫の声が聞けるかな。

(今日、皆さんの大事なお子さんはいい笑顔みせてくれましたかー?)
-5-

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2006年11月号