しかしある日たまたま友達の家が使えなく、僕の家にゲーム機を持ち込んでやることとなった。
その日からしばらくの間そのゲーム機は僕の家に置かれることとなった。それと同時に僕の生活はゲームを中心に回り始めた。
朝は5時頃に起き、学校に行くギリギリまでゲームをやり、放課後は友達と家でゲームをやり、夜は親が寝るまでゲームに没頭した。 |
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この日々は寝る時間もご飯を食べる時間も煩わしく感じ、ご飯を食べる時にはゲームの電源を落とさずに一時停止したまま数分でご飯を流し込むという感じだった。
朝も起きた瞬間に布団から飛び出しコントローラーを握った。とにかく上手く、強くなりたかった。
すると1週間後には敵なしの状態になっていた。1週間前は相手に片手でやられてしまうような少年が目を閉じて相手を倒していた。 |
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