ママとパパのリレーエッセイ
ー第82回ー
ボチボチママさん

子供が生まれる前から大きくなるオナカをなぜながら

(あ〜私、母になるんだ〜)

なんて思うのかな?

と考えていましたが、ワタクシ...正直...一切ってぐらいにありませんでした。

もちろん!オナカが大きくなるので体験的に実感が無い訳じゃないのですが...。
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つわりも楽だったし、オナカが大きくなっても子供の頭が下がっているとかで動きもほとんど感じませんでした。そのせいもあるのか、いわゆる母性みたいなものが薄かったのです。

そしてキンチョーのお産でやっと出て来た我が子...

(無事に生まれたわ〜〜〜天使ちゃ〜ん)

と思ったりするかもと考えていたら...
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看護士さんの「見えますか〜?」を聞いていても、心で

(見た!も〜見たから!!!早く部屋に戻りたいよ〜〜〜)状態。

子供みてもサルどころか「ガッツ石松」が来た〜〜〜とゴリラ系でビックリ、暫くガッツと呼んでました。

その後、同じ頃生まれた他の子供みてみたら、人間っぽくてカワイイんですよ〜なんでうちの子はゴリラなの?とガックリ...。
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とにかく多少持っていた夢とは違いました。

そしたら母性が足りなかったせいか、オチチも出なくて...出たときの事は想像しましたが、出ないとは考えてもいなかったんです。

周りにも出なかった人がいなかったので『子供が生まれる=オチチは出る』ハズだったのにとショックで寝不足や未経験の育児も手伝って(うちの子大事な免疫とか不足してるかも...)などいろいろ考え、少々ノイローゼ気味だったのを1ヶ月でなんとかあきらめる方向で持ち直し...
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実家を離れての子育てに入りました。

その後も赤ちゃんってニコニコしていて笑顔で疲れも忘れると想像してました。

でも我が子、自分なりに可愛がってはいたのですが、1歳に近くなっても笑顔も愛想も少ない子供でしたので、その頃もやっぱりガックリ...

育児って本当にやってみないとわからない事ばかりでした。
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そんな我が家のチビも3歳になり、言葉のコミュニケーションがうまくなり笑顔も増え(ワガママも増えましたけど...)今では私もとっっっても親バカで「可愛い〜〜〜〜〜」状態です。

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いつ頃からこんな心境になったのか自分でも不思議なのですが、友達も親もいない場所で、夫の帰宅も毎日深夜...家で子供とこもりきり...ミルクの用意が大変なので外出もおっくう...それがベビーカーでの外出が可能になり、歩くようになり、知り合いもできるうちに、なんとかなるものなんだろうなぁ〜と思えるようになりました。
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2009年12月号