ついこの間までは、「自分さえよければ」「競争に勝てばいいんだ」と思っていましたが、子どもをきっかけに徐々に考えが変わりました。成長の早い子もいれば、ゆっくりな子もいる。体が丈夫な子もいれば、あまり強くない子もいる。いろんな子がいるんですよね。
そういうのを見ているうち、競争して勝った人だけが豊かになれたり幸せになれるのって、本当に豊かな社会とは言えないのかな、と考えるようになりました。 |
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でもそれが現在の社会なわけだから、社会のいろいろな問題に無関心だったり、政治や行政にまかせっきりだったりするのは、そういう社会と問題を容認していることなのかもしれない、と。
それで、親として、子どもに自信を持って背中を見せるためにも、仕事で生活に必要なお金を稼ぐことと同じくらい、「こんな世界であって欲しい」というビジョンを持って、自分自身が社会に働きかけることが大切なのかもしれない、と思うようになりました。 |
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そんな想いと、いろいろな人とのつながりやきっかけがあって、ボランティア活動を2009年春ごろから始めました。今まで一度もボランティア活動なんてしたことがなかったくせに、ちょっと背伸びしてしまって、実は自分で企画して立ち上げてしまいました。
それが、「Connected(コネクテッド)」というイベントシリーズで、内容はちょっと真面目で、核兵器と原子力発電という「核」の問題です。 |
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詳しくはホームページに載せているので割愛しますが、要は、いまの日本に住む僕たちだけに都合がよくて、他の国や未来に負債・負担を先送りしている「核」の問題をなんとかしたいね、という活動です。過去をちゃんと受け継いで、現在のことを知って、未来のことを考えた社会を作っていきたい。その機会を、このイベントで提供できたらいいな、と思っています。 |
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子どもが大きくなって、「どうしてこの問題を放っておいたの?」と言われないように。
もし孫ができて、「おじいちゃんは、僕たちのことを考えて仕事してくれたの?」と聞かれて、「もちろんさ。」と答えられるように。
ただ、ボランティア活動も、仕事もそうですが、がんばりすぎると続かなくて疲れ切ってしまいます。
そうならないように、ムリはせず、愉しくやっていきたいな、と思っています。
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未来のためを想って活動するわけですから、まずは自分の生活が「持続可能」なスタイルでありたいです。
とは言っても、そのスタイルを保つバランスが、これまた難しいんですけれど。 |
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