ママとパパのリレーエッセイ
ー第87回ー
emiさん


なんてすばらしいんだ!赤ちゃんは“ミニチュアヒューマンビーイング”なんだね。

最初の夫はイギリス人だったので産後病院から戻った赤ちゃんの娘をみて こんな事を言ったのだ。そしていつも娘といるのが楽しくて仕方ない様子だった。

たしかに・・たとえ赤ちゃんといえども、ちっちゃい人間だと思って付き合えばいいのか〜と目からウロコ。
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おかげで子育てにあまり悩まずにすんだ気がする。

小さいのにちゃんと考えているし、好奇心も旺盛。「おなかがすいた」や「ウンチが気持ち悪い」は当たり前だけど、それ以外にも「見たいのにそっち見れな〜い」「欲しいのに手が届かな〜い」「行きたいのに動けな〜い」・・・。本当に面白い。そう映画「baby talk」の世界なのだ。
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近くで見ていて赤ちゃんの欲求をずーっと満たしていてあげれば、赤ちゃんだって泣かないですむよね。

なんだかそんな風に付き合っていると、ずーっとそばに居てくれるちっちゃいお友達みたいになってくる。パパとケンカして落ち込んだママも知ってるし、こっそり美味しいものを食べちゃってるママも知ってたりして・・きっと一番ママを知っているんだよね。
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だけど、2人、3人と子どもが増えていくと・・ママは分裂しちゃいそうになる〜(@_@)
それで、がまんする誰かが泣いていたりするけど・・順番、順番・・・ママの手は2本しかないから(^_^;)

でもそんな時期はあっという間。すぐに歩けるようになって、トイレができるようになって、勝手に食べられるようになって・・何だってしたい事がどんどんできるようになってゆくんだもの。
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ママはそれが危なくないか、だけを見守っている存在になってしまうんだ。
さみし〜(ToT)/~~~

赤ちゃんはママやパパの為に産まれたんじゃないよ。自分の為に産まれたんだよ。だから、思い通りになんかなる訳ない・・だって、一人の人間なんだもの。
いつまでたってもママだけど、ベストフレンドでもいられるようになりたいな。
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現在子どもは19、14、11歳。でも残念ながら19の長女は他界してしまいました。みなさんには ぜひ今ある幸せ、抱きしめられる幸せをかみしめ 楽しい時期を過ごしてほしいと思います。
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2010年5月号