ママとパパのリレーエッセイ
ー第91回ー
土井さん

私は、かつて水泳と体操のインストラクターで、3歳児から12歳までのクラスを担当していましたが、あるとき、子どもの発想力に驚かされた事があります。

私たち大人が、鉛筆でかかられた点を見せられて、「これは何か?」と問われれば、普通に「鉛筆でかかれた点」とこたえるでしょう。
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しかし、3、4歳の子どもに同じ事を聞くと色々な答えがかえってきました。

「ゴマ」、「ほくろ」、「ごはんつぶ」、「虫さん」・・・

答えとしては、間違っているものばかりですが、『黒い点』をみただけで、たくさんの答えを連想できることやそして、思ったことを素直に言えることに関心されられました。
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大人になると、素直に答えることや柔軟な考え方がなかなかできなくなってきます。
ときには、何か考えたり、話したりするときに、子どもたちにならってみると新しい発想が思いつくかもしれません。

私には、まだ子どもはいませんが友人の子どもにあうたびに成長していく姿を見て驚きの連続です。
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早く話ができるときがくるのをひそかに楽しみにしています。

そのときは、いろんな事を聞いてみようと・・・
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2010年9月号