ママとパパのリレーエッセイ
ー第93回ー
晴ハレルヤ屋 ミーコさん

子ども嫌いだった私と夫の元に、息子がやってきて早一年半。

今では「世界中の子供たちが幸せに暮らせますように」と真剣に思うようになりました。

人って変わるものですね。

息子を溺愛する親バカ夫婦へと変身し、ベビーマッサージ教室「晴ハレルヤ屋」のセラピストとして活動しています。
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生まれてから最初の一年は、もうただただ可愛いばかりで、イラっとする事など一度もなくニコニコ子育てをしてきましたが、、、

1歳を過ぎた頃からもう大変!

ごはんを掴んでは投げ、麦茶をプーっと部屋中に吹き散らし、笑顔でママにブロックを投げつけ・・・これがまた剛速球。剛腕ベイビーであります。
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泣いたフリをしてみれば、キャー!と歓喜の雄叫びをあげ、至近距離から素手でブロックを打ちつけてくる始末。

パパが横になろうものなら、満面の笑顔で顔を踏みつけに。息子から顔めがけてかかと落としされるパパをニヤニヤと眺めるのが楽しい毎日でした。ホホホ。

叱ると怒る、しつけの難しさを痛感する日々です。
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そして1歳半になった今。大変さは日を追うごとに増していき、夜にはもうぐったり。自我やらこだわりの秩序やらが芽生えてきて、突然イナズマに打たれたかのように反りかえって大泣きするようになりました。

所構わずエビ反りするので、ごっちんゴッチン床や壁に頭をぶつけてますます号泣の繰り返し。
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こんな大変な毎日だけど、息子にはゆっくりゆっくり大きくなって欲しいと思います。少しずつ話せる単語が増えてきたと思ったら、突然二語文を話しだしたりと、成長の速さに時々ドキンとしてしまいます。

時には、早くお喋りできるようになればいいのに。早く一人でトイレに行けるようになればいいのに。早く自分の時間が持てるようになればいいのに・・・、なんて思ったりもしますが、
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本当にそうなった時に、私はホロリと泣いてしまうかもしれません。

もっとあの頃を楽しめば良かった・・・、なんて後から後悔することのないように、息子の今をしっかりと一緒に過ごしていこうと思います。

できれば笑顔で。
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そして、本当に息子が大きくなった時に、酒のつまみに泣きながら見る用に、写真やビデオを沢山残しておかなくてはなりません。エビ反りして号泣する息子のビデオを、ビール片手に鑑賞する日は、あっという間にやってくるかもしれませんしね。
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2010年11月号