ママとパパのリレーエッセイ
ー第95回ー
にゃおりんさん

長女を妊娠中、性別を教えない方針の産院だったので、男の子か女の子かは出産までのお楽しみでした。

男の子でも女の子でも、どっちでもいい
なんなら双子で両方来てくれないかなぁ

なんて本気で思っていました。

そして、予定日より2週間遅く産まれた我が子は女の子。
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大人しい子で、私も子育てで困り果てるようなことはありませんでした。

お友達と遊ぶようになって、同じくらいの月齢の子たちとよく集まっていましたが、私はその時、男の子の可愛さが全く分かりませんでした。

乱暴だし、洋服も可愛いの選べないし、思春期になったら口を利かなくなりそうだし・・・
その点、やっぱり女の子は可愛いわ〜と。
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数年後、第2子を妊娠しましたが以前と同じ産院だったので性別はまたまた出産までのお楽しみ。

自分が3姉妹だったことと、一人目が女の子だったこともあり、自分のお腹に男がいる事を全く想像しませんでした。

男の子じゃヤダ、女の子がいい!という気持ちは全然なかったのですが、初めから女の子に違いないっていう確信だけがあって、主人も娘も「女の子でしょう」って。
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だから、レンタルのベビー用品は全部ピンク。

そしていよいよ出産の時です、助産師さんの「男の子ですよ」の声に私を含め立ち会っていた主人も娘も「え!?男の子だってよ!!」と。

とにかく、長男誕生の瞬間はみんなビックリの瞬間でした。
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こうして私は男の子の可愛さを知ることになるのですが、それは女の子の可愛さとは全く別のものでした。

長男が産まれて少し経った頃、小学生時代からの友人が

「男の子はママにとって永遠の恋人って言うからよかったね。」という手紙をくれました。
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「永遠の恋人」、

今でも時々思い出して、私を振り回し続ける3歳になる息子の成長を益々楽しみに思える言葉になっています。
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2011年1月号