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ママとパパのリレーエッセイ
ー第119回ー
向井真衣子さん


現在3歳の長男と9か月の長女の母・親子のイベントのプロデューサーの向井真衣子です。

実は私、毎日慌ただしい中で、とっても育児を投げ出したくなることがよくあます。活発過ぎる息子を怒こり過ぎることもあり毎回その後自己嫌悪しています。
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授乳中と息子の相手と、うまく時間の融通きかなくて、どちらかが泣いてしまうなどでアタフタ…。二人同時にママ来てSOSが…!もー誰か助けてー(泣)!!

兄弟姉妹がいる子育てママならきっと同じような気持ちになったことがある方もおられるのではないかな?
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しかし、このギブアップ寸前な気持ちはいつもやんちゃ息子がまた優しい気持ちに戻してくれています。この繰り返しがあるから毎日楽しく過ごせているとも言えます。

お兄ちゃんになって赤ちゃんになったのかな?と思うこともあるけれど、ふと見ると2人でオママゴトをしていたり、何か先生のように教えていたりとその光景を見るととても温かい気持ちになります。
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危ない場所には行かないように、「危ないから!」と。食べてはいけないものに「ダメよ!」と。

そんな姿は「お兄ちゃんになったねぇ」と鬼の角が生えたママを優しい笑顔に戻してくれます。いつの間にかちゃんと頼りになるお兄ちゃんになってくれていたんだね…。
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どこかで聞いた「子育て」って子供を育てるだけでなくて子供が親を育ててくれるという言葉が心に響きます。泣き虫で甘えん坊の男の子だけどちゃんと立派にお兄ちゃんをやってくれているんですよね。

ちょっとした子供の成長を感じた時。この瞬間が「子育ての恵み」のような気がします。
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2013年1月号

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