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産後わたしが入院している数日間も、なかなか大変だったそうです。ずっと「赤ちゃんが産まれたらママは病院にお泊まりなの」と言い聞かせていましたが、それが数日間に及ぶものとはあえて言いませんでした。出産当日、お見舞いから帰る時の娘の号泣っぷりを思い出すと、今でも心がきゅーっと苦しくなるほど。2日目には発熱。
それでも保育園には毎日通い、食事もきちんと摂り、お風呂もパパと入ったそうです。 |
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「いい子にしているよ、とても頑張ってる」というお祖母ちゃんからの報告に、今度はわたしが病院の電話ボックスで号泣。目の前にいる新生児の可愛さと離れている娘に対しての愛おしさ、この時間でしか味わえない不思議な感覚だったと思います。
さて、いよいよ始まった“2人のお母さん”の日々ですが…
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まぁ大変です。それは、世のお父さんお母さんなら多くを語らずとも共感していただけることでしょう。朝から晩までが恐ろしく早く、ものごとが予定通りに進まず気持ちはいつも急いています。傍から見ていてもイライラママに映っていると思います。
でも、それでも、どこか少〜しゆとりを感じられるときもあって、それは、実は当の子ども達に助けられているからなのです。
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1つは息子が大らかな性格で(これはパパ似なんだろうな)手がかからないこと。泣いていても要求が明確で、ご機嫌なときは一人で遊んでいてくれます。何よりよく寝てくれる!隣でお姉ちゃんが跳ね回っていても、気にせず寝ている逞しさは尊敬に値します。(余談ですが、娘は手がかかりました…泣かれて抱っこを続けること数時間なんて、もはや日課)
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そしてもう1つは、娘がわたしの想像よりずっと“お姉さん”になってくれていることでした。一番成長を感じたのは言葉です。
息子が産まれてから、娘とじっくり遊ぶ時間が激減し、逆に急かしたりワガママに付き合いきれず怒ってしまったり、ぶつかることは増えています。そんなとき娘の言葉にハッとさせられるのです。 |
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「ママ怒らないで」「ママ笑って」「ママが怒るとき、○○は泣くんだよ」「さっきはごめんなさい」「ママ大好き」…わたしも精一杯応えます。「怒ってごめんね」「ママも大好きだよ」
今までは時間を共有することでこちらが気持ちを察していましたが、それが難しくなった今、娘は言葉で気持ちを伝えてくれるようになったのです。大人にとっては当然な方法かもしれません。しかしその大切さを、改めて3歳半の娘から教えられました。 |
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まだたった3ヵ月。
この先、今は寝ているだけの息子が動き始めたら?仕事復帰したら?2人同時に体調を崩したら?
…今よりもっと大変な状況は容易に想像がつきます。でも、家族ってこういう積み重ねで作っていくものなんですね、きっと。
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我が家にとっての大きな変化、でも、気付けばあっという間に過ぎ去ってしまう時間なのかもしれません。
今同じように経験されている方、少し前(ずっと前?)に経験された方がいると思いますが、それぞれの「その時間」を見つめるきっかけにしていただけたら嬉しいです。 |
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