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アイコンママとパパのリレーエッセイ
ー第153回ー
ごまちゃんさん

母にさせてもらってもうすぐ15年。私の子育てのそばには、いつも英語のわらべ歌=マザーグースがありました。

There was a little girl, and she had a little curl
Right in the middle of her forehead;
When she was good, she was very, very good,
But when she was bad, she was horrid.
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ちいさな女の子がいて、ちいさなカールが
おでこの まんまん中に ありました。
おりこうなときは、とってもおりこうさん、
だけど、わからんちんになると、手におえなかったって。
(百々佑利子訳)

小さなころの娘たちは本当に天使のように思える幸せな時間もたくさんくれた。
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でも一方で、本当に同一人物かと思えるほど、「わからんちん」の悪魔と化したこともやはり度々。未熟な私も一緒にオニと化し、チビ悪魔と鬼ばばのやり取りは、あー悲惨・・。ただ嵐が少しでも早く過ぎ去るのを待つしかなかった。
そして無事に過ぎ去っても悶々とすることもあったが、このマザーグースのおかけで、こどもってきっとみんなそんなもん、と達観することもできた。
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さすがにわが子が泣き叫ぶ修羅場はほぼなくなった。
今は街中で、そんな現場に出会うと、その親子にエールを送りたくなる。
どっちも頑張れ!!大丈夫。みんなみんな通る道。と。

もうひとつ大好きなマザーグース。
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What are little boys made of?
What are little boys made of?
Frogs and snails
And puppy-dogs’tails,
That’s what little boys are made of.

おとこの子ってなんでできてる?おとこの子ってなんでできてる?
 カエルにカタツムリ、子イヌのしっぽ、そんなもんでできてるのよ。
(百々佑利子訳)
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ちなみに、もちろん女の子バージョンもあり、女の子は、

「さとうにスパイス、すてきなものぜんぶ。そんなもんでできてるのよ」と。

この歌を何百年も前に歌った、おしゃまな女の子の笑顔が浮かぶようだ。

その時々で娘たちの心を占めるものは変わった。
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次女の場合。
幼稚園にお迎えに行くと園バッグの中が真っ黒。・・おびただしい数のダンゴ虫・・・ということも。あるときはどうしてもカタツムリがほしいと雨上がり何時間も散歩したが見つからず、翌朝園長先生がとびきり大きいカタツムリをプレゼントしてくれたこともあった。
その後も数年前までは虫カゴを持って男の子と公園に行く姿が度々見られたが、そう言えば最近ちょっと普通の女の子になってきた。なんだか少し寂しい。
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中2の長女は部活に勉強に追われる毎日。本当にわずかな自由時間。
ほとんどピアノに向かっている。こんな日が来るなんて想像もつかなかった。

昔はお人形の洋服作りに夢中だった彼女も、今は自分のおしゃれに目覚め、雑誌を読むのにも余念がない。
男の子のことは・・一見考えているようには見えない・・・。
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でも、そのうち恋心で頭がいっぱいになるような日もくるのかもしれないな。

そう、私の娘たちはlittle girls の時代を終えようとしている。
もちろんこれからの二人の成長も楽しみだけれど、「こども」でなくなりつつある二人に、私の気持ちがなかなかついていけないでいる。
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子ども心のある大人、子どもらしさが残る大人はいるけれど、どんな人でも子ども時代は一度きり。二度とは戻れない。
キラキラとしたこども時代を少しでも長く、たくさん味合わせてあげたいな。
だからどうかゲームや習い事ばかりで小さな心が満たされ過ぎないといいな。
というのが私の老婆心、です。
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