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ー第155回ー
三鷹市星と森と絵本の家の谷口さん

はじめまして。三鷹市星と森と絵本の家の谷口と申します。

絵本の家は国立天文台の敷地内にある三鷹市が運営する施設です。

絵本の展示や絵本を楽しむ場の提供はもちろんのこと、天文台の協力のもと天文学への興味関心につながる展示、天文台の豊かな自然環境を活かしての体験活動を市民の皆さんに提供しています。
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現在の絵本の家で6年、その前は野崎保育園で6年、その前の前は西児童館で11年。いずれも子どもや子育てに関連する実務が伴う部署で仕事をしてきました。しかも三鷹市の西側地区ばかりなものですから、所属が替わっても同じ地域の方たちとのつながり、かかわる子どもたちの成長を幼少の頃から、中学高校、中には成人して結婚するまで見続けることもあります。先日も児童館時代に子どもの頃から利用者として遊びに来ていた子同士の結婚式に招待され参列してきました。
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(両名とも立派な大人なのに“子”っていうのは失礼かもしれませんが・・・)子どもに携わる仕事をしてきて、そのような晴れやかな席に声を掛けてもらえることは、なんとも光栄なことです。

さて、早いもので今年も残すところ僅かとなりました。

今回は、仕事とは別ですが年の瀬の谷口家の恒例行事をご紹介させていただきます。
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我が家は、妻と1女(高1)2男(中1、小5)の5人+犬2匹の家族で、現在の家に越してきて、12年目になります。

妻も私も学生時代の友人が近隣に居住していること、また双方ともに体を動かすことが好きでママさんバレーや地元の草野球チームに所属したことで、子どもたちが小さな頃から親の友人関係で集まっては、一緒に食事をしたり外へ出掛け遊んだりご近所の家族同士の交流の地盤がありました。
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更に子どもの就学や地域のスポーツクラブへの加盟により、子育て世代の付き合いが深まっていきました。それはどれも楽しいことではあったのですが、この季節になると子どもは、クリスマス会・・大人は忘年会・・・それぞれバラバラで調整が大変になってしまいました。何とかみんなでまとめて楽しめないか?子どもが主体的に役割を担ってできることがないか?(これが一番の理由です)と思い付いたのが“自宅での餅つき”です。
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最近は、不特定多数の子どもの関係するところでは衛生面を考慮して自粛するところも多いようで、我が子も「やったことないからやってみたい」と乗り気になってくれました。自宅で餅つき。突拍子もない思い付きでしたが、仕事の関係で多少ノウハウがあったことが幸いしました。
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1.親も子もそれぞれの交友関係で友だちを誘っていい。

2.餅つきに向けて普段手を付けられていない所まで片付(頑張って大掃除)をする。

3.前日の晩に子どもたちだけで米とぎをする。(一昨年は30㌔でした)

4.大人も子ども、お呼ばれで来た人も、男衆は餅のつき手、女衆は餅のちぎり手と鏡餅作り。
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興味があればどっちにも参加OKだけど、小さい子でも何かの役割を担うが暗黙のルールです。

道路に面した自宅の駐車スペースに臼を出して餅つきをするのですから、通りすがりの人も足を止めて見ていきます。毎年恒例の事ですから「今年もやってますね・・」と名前も知らない方から声を掛けられることも珍しくありません。
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子どもたちの餅つきの姿に「昔はよく見かけたんだけどね~」目を細めるご年配の方もいます。そんな時は「ひと臼やっていきませんか」と誘うのです。そしてお餅を少しお裾分け。

この年末の餅つきは、10年続きました。昨年は、犬の出産が重なってしまい餅つきを始めて初の中止となってしまいましたが、今年は2年ぶりに開催したいと、今から子どもたちも張り切っています。
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“自宅での餅つき”
楽しいですよ~。我が家でもやってみたいと思う方いらしたら相談にのります。
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