第二回 子供の歯はお母さんが守る!


虫歯菌はどこから来るの?
生まれたての赤ちゃんは、虫歯菌は持っていません。
では、どこから虫歯菌はやってくるのでしょうか?
 
乳歯は生後6ヶ月頃から生え始めます。この頃の赤ちゃんは、ドロドロ状の離乳食を呑み込める時期です。お母さんが離乳食を口移しで食べさせたり、同じスプーンを使う事で、虫歯菌は赤ちゃんに移ってしまいます。

ですから、お母さん自身がよく歯磨きして虫歯菌を減らすことや、歯が生え始めたら、できるだけ口移しをしないよう気を付けましょう。


虫歯退治には歯磨きが最も大事!
赤ちゃんにもやはり歯磨きが必要です。
当たり前ですが、乳歯が生え始めた時点から必要になります。 
 
ただ、最初から完全な歯磨きをしまくても大丈夫です。
まず、お母さんの手が口に接することから始め、お母さんが湯冷ましで口の中をきれいにしたり、濡らしたガーゼで汚れを軽く拭いてあげましょう。
 
最初は前歯しか生えていないので、ガーゼ等で拭く程度で大丈夫ですが、赤ちゃんが口の中にガーゼや歯ブラシが入っても嫌がらないように、また、授乳をしたまま寝かせないことがポイントです。
また、自分で歯ブラシがちゃんと持てるようになったら練習用の歯ブラシを渡して、遊びのつもりで練習を始めるとよいでしょう。


乳歯は虫歯になりやすい
前述したように乳歯は生後6ヶ月頃から生え始め、2歳半〜3歳頃にかけて20本全部の歯が揃います。

生えたばかりの乳歯は、表面のエナメル質が未完成で、数年かけてリンやカルシウムを取り入れ、徐々に丈夫になっていきます。

ですから、生えたばかりの乳歯は虫歯になりやすく、また虫歯の進行が早いのが特徴です。 

乳歯時代にケアを怠ると、この後にはえてくる永久歯に大変悪い影響を及ぼします。
また、健康や発育にも良くないことは言うまでもありません。
常に子どもの口の中を観察してあげて下さい。
生涯健康な歯でいられるための第1歩をお母さんの手で守ってあげましょう!
ふくだ歯科
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2005年8月号