(6歳臼歯編)第10回 6歳臼歯は『歯の王様!!』


6歳臼歯は『歯の王様!!』
6歳臼歯とは「第一大臼歯」と呼ばれる永久歯で、6歳頃になると乳臼歯の奥に生えてきます。

この6歳臼歯は、胎生期(赤ちゃんがお腹の中にいる頃)から作られ始め、長い時間を掛けて子供の顎の骨の中で形づくられていきます。 
つまり、丈夫な6歳臼歯をつくるためには、妊娠中からお母さんが健康でバランスのとれた食事をとるよう心掛けることがとても大切です。

6歳臼歯は、一番大きく噛む力も最も強い大切な歯です。
上下の6歳臼歯だけでも噛む力全体の1/3を受け持つと言われ、その力はおよそ60キロにもなります。

噛み合わせの中心となり、歯並びの基礎となる事から、6歳臼歯は『歯の王様』と言われています。


生え始めの6歳臼歯は『若葉マーク』
6歳臼歯は、最も大切な歯なのに、虫歯になりやすい歯でもあります。
しかも、最も虫歯になりやすい時期は、生え始めてから生え終わるまでの間(6〜8歳頃)なのです。
その理由は、
前歯のように乳歯が抜けた後に生えてくる歯ではなく、新しく生えてくる歯であり、しかも乳歯が並んでいるその奥に隠れるように生えてくるため、最初は生え始めたことに気付きにくい。
上下が噛み合うまでは擦り合わないため、噛み合わせによる自然の清掃ができず、汚れが溜まったままになりやすい。
乳歯の奥歯よりもさらに後ろに生えてくるため、歯ブラシが届きにくい。
完全に生え終わるまでは、その手前にある乳歯の奥歯〈第二乳臼歯〉よりも高さが低いため、歯ブラシを当てるのもとても難しい。
特に生えてくる途中は、歯肉をかぶっていて磨きにくい。
生え始めの歯は石灰化が十分に出来ておらず、歯質が未熟なため酸に対する抵抗性が弱い。
噛み合わせの面の溝が深く、汚れが溜りやすい。


6歳臼歯を守ろう!
前述したように、6歳臼歯は最も大切な歯なのに、虫歯になりやすい歯です。

特に、生え始めてから生え終わるまでの間(6〜8歳頃)の時期が、虫歯から守るのに非常に重要です。 

しかし、この時期の子供は自己管理をする能力が未発達であり、また、手を十分器用に動かす事がまだできません。

ですから、虫歯予防には、子供自身、保護者、歯科医師との連携が必要です。

6歳臼歯が完全に生え終わるまでの時期は、手前にある乳歯の奥歯〈第二乳臼歯〉よりも高さが低いため、歯ブラシを顔の正面から入れても毛先が歯の表面に当たりません。
ヘッドの小さめの歯ブラシをほっぺたの横の方から入れ、直接6歳臼歯だけに毛先を当てるようにすると上手に磨けます。

しかしこの磨き方は、まだ手が器用に動かせない6歳頃の子供にとっては非常に難しいのです。 
歯ブラシを口の中に入れても、歯垢が取れていなかったら磨いたたことにはなりません。 
子供に歯みがきを任せっぱなしにせず、必ず仕上げ磨きをして下さい。

これから長いお付き合いもし、6歳臼歯が一本でも抜けてしまうと、噛んだり食べたりする能力が激減します。

6歳臼歯を失うのが早ければ早いほど、噛む機能の衰えも早くなります。
すなわち、子供が6歳臼歯を失わず、生涯楽しく美味しい食生活を送る為には、生え始めのこの時期の虫歯予防が大切です。


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2006年4月号