第20回(口臭編)  きれいな息の作り方


見えない口臭

自分では気がつきにくい口臭。 何も大人に限ったことではなく、実は子供たちにも多いのです。
口臭は、次の4つに大別されます。

1.生理的口臭
誰もが持っているもので、通常はその程度が少ないため、ほとんど口臭と認められません。 
しかし、朝起きたときや空腹時、緊張して口の中が乾いたときなどは、口の中に細菌が繁殖していたり、唾液の分泌量が少なかったりするので、一時的に口がにおうことがあります。

2.病的口臭
むし歯や歯周病など口の中の病気のほか、鼻の病気や胃の疾患なども原因になります。
    
3.飲食物や嗜好品による口臭
食品による一時的な口臭。 
にんにくのように、においの強いものを食べたあとには、誰もがにおいます。
    
4.心因性口臭
実際には、他人にはにおわないのに、口臭を気にしすぎて、自分だけが口臭があると思い込んでいるもの。
口臭を主訴として歯科を受診する患者さんについて調べると、8割以上の人はその原因が口腔内にあります。


口臭の予防

生理的口臭なら一時的な物なのであまり気にする事はありません。誰にでも起こる口臭なので悩む前にまず予防する事が大事です。生理的口臭は基本的に、食事をとり、歯を磨くことによって気にならなくなります。 最近では専用のガムや、口臭予防グッズなども発売されているのでそちらを使うのも良いでしょう。

舌苔(舌の表面に付く白い苔のようなもの)は、誰にでも付く物で、これが口臭の原因になることもあります。現在は舌専用の歯ブラシが販売されているのでそちらを使うのも良いでしょう。舌はとてもデリケートなので歯ブラシなどでごしごし磨くと傷つけてしまいます。舌苔をやさしく取り除くという感覚で除去しましょう。あまり神経質になるのもよくありませんが、きちんとお手入れしていれば大丈夫です。

病的口臭の場合、口臭のほとんどが、虫歯や歯周病など口腔内の病気が原因とされています。口臭の原因となる物質は主に、メチルメルカプタン、硫化水素などの硫黄化合物で、これらの硫黄化合物は、口腔内の種々の細菌の代謝産物として口腔内に存在します。この細菌は、ほとんどが嫌気(けんき)性菌(酸素の存在では増殖しにくい性質)なので、酸素の少ない場所をすみかにしています。すなわち、むし歯の穴の中や歯周ポケット、厚い舌苔(ぜったい)の中に潜んでいます。

病的口臭は、病気が原因で起こる症状のため、病気そのものを治療しないと改善はされません。虫歯の治療や歯石の除去、自宅でのブラッシングによるセルフケアが大切です。赤ちゃんや幼児など子供は、自分で上手くブラッシングできないので、お母さんが注意して口臭の原因となるプラークを除去をするようにしてください。また、鼻の病気や胃の疾患などの口腔内以外の原因の場合では、病院での治療が必要になります。
   
口臭が厄介なのは、自分で気づきにくく、他人が気づいても口臭を指摘してくれないためです。ですから、身近な家族が気づいてあげましょう。 

きれいな息はエチケット。 口臭が気になったら、むし歯や歯周病などのサインかもしれません。まずは歯医者さんで診てもらいましょう。
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2007年3月号