第24回 大人も必見! 口内炎の話 | ||||||||||
口内炎とは? |
||||||||||
口内炎とは、口の中の粘膜に起きる炎症を総称しての呼び方で、「アフタ性口内炎」「潰瘍性口内炎」「ウイルス性口内炎」などがあります。 最も代表的な「アフタ性口内炎」は、口腔粘膜に直径5ミリ程度の境界明瞭な白いっぽい小潰瘍をつくり、痛みを伴います。潰瘍は1個だけのこともありますが、複数できることも珍しく ありません。 口内炎発症のメカニズムは正確にはわかっていませんが、次のような原因などが考えられています。
|
||||||||||
小児に多い「ウイルス性口内炎」 |
||||||||||
小児に多いのが単純ヘルペスウイルスによる口内炎や麻疹、風疹、ヘルパンギーナなどの口内炎です。特にヘルペスは、発熱や痛み、リンパ節腫脹などをきたします。数箇所に口内炎が発症する重度のものでは痛みのために摂食不能になることも多く、栄養不足や脱水を起こしやすいので注意が必要です。このような場合には、専門医の診察を受けましょう。 |
||||||||||
口内炎になったら・・・ |
||||||||||
一般的な治療として、硝酸銀やレーザーを用いて患部を焼く方法やステロイド軟膏を塗布する方法などがあり、これによって症状が軽減し治りも早くなります。 通常は1週間から長くても2週間程度で自然治癒する場合がほとんどなので特に心配はありませんが、2週間以上たってもよくならない場合や痛みがひどい場合症状が繰り返して起こる場合などは、ベーチェット病など他の病気の可能性もあるので、専門医の診察を受けましょう。 |
||||||||||
|
このページトップへ 「ふくだ先生の歯っぴ〜コラム」目次へ 「けんこう」トップへ
2007年7月号