三鷹で活躍されている助産師の浅井先生が 皆さんの質問にホームページ上でお答えします! |
第五十三回
生後3週間の娘がいます。 母乳が少ないのですが、乳製品はおっぱいを詰まらせるため良くないと聞きました。でも授乳中はカルシウムも必要ですよね。 乳製品が良くないとすると、たくさんのカルシウムをとるのにどのようにしたら良い のでしょうか。アドバイス宜しくお願いします。 |
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まず授乳中でも乳製品(牛乳)の所要量は厚生労働省のほうでも授乳期にもコップ1杯半は必要と定められています。 ただ乳腺が細くて詰まりやすい人や乳腺炎になりやすい人などは量を少なくしたり、低脂肪乳あるいは無脂肪乳などに変えたほうがよいというアドバイスもあります。 水がわりに一日1L飲むとかでなければ、ヨーグルトやカッテージチーズなどでも摂取しても大丈夫です。 尚、授乳中のカルシウムは、1日700rで牛乳・乳製品から50%(350r)、魚・大豆製品・野菜から合わせて、残りの50%(350r)を摂るとカルシウムだけでなく他の栄養もバランスよく摂れると保健センターのプレママ栄養教室でもお話しています。 牛乳は悪のように言う人もいますが、それ以外の脂肪の摂り方が多くてもおっぱいの質(乳質といいます)が悪くなる事もあります。 お尋ねの乳製品以外のカルシウム量が多いものは、、 魚系→ 小骨も一緒に食べられるいわしのつみれ、ししゃも、わかさぎ、しらす、じゃこ 野菜→ 小松菜、モロヘイヤ、おかひじき、かぶの葉、切干大根などです。 豆類→ 厚揚げ、高野豆腐、油揚げ、おから、納豆などです。 上手にバランスよく和食も食べておっぱいの調子がよければ朝、乳製品を摂る事は必要だと思います。 あとカルシウムが強化したビスケットやウエハースなども出ていますので食事で取れない時などはそういうもので代替してもよいと思います。 女性は更年期にかけて、骨粗鬆症になりやすいものです。しっかりした骨づくりをして、日々重たくなる子どもを抱っこする体力を養いましょうね。 |
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2006年9月号