助産師さんにしつもん!

三鷹で活躍されている助産師の浅井先生が
皆さんの質問にホームページ上でお答えします!

カテゴリー:赤ちゃんの健康・生活・お世話について

第175回


1歳1ヶ月の男の子です。
完全母乳で育て、1歳になった頃に自然と卒乳しました。

しかし、生後2ヶ月の頃からはじまった指しゃぶりがやめられず、眠くなったときや寝入るとき、家にいて退屈なときなど指をしゃぶります。

やめさせる時期や、やめさせ方のコツがありましたら教えてください。





指しゃぶりでご心配なのですね。

生後2ヶ月から始まったという事ですがこれは多分、吸綴反射からくるものであり、精神的な指しゃぶりとは違うと思いますが今はこれが安定剤のような役目をしているのだと思います。

「指しゃぶっちゃダメ!」というように怒っては逆効果です。
昔の人は辛子やわさびを塗ったりしてましたが、これもあまり今ではされていません。

寝る前はしばらくは様子をみて、退屈な時などはクレヨンを持たせたり、ブロックや積み木、折り紙などで指を使う動作に誘導してみます。

まだ親指にタコができなければ、それ程吸ってはいないと思いますが、小児歯科の先生はできれば1歳6ヶ月までにやめておくと、前歯の突出の予防になります。

そろそろあんよも活発になってくる年齢になりますので、沢山、外遊びをさせて、疲れて吸うまもなくバタンキューっと寝てくれるといいですね。あとはお気に入りのぬいぐるみやタオルなどで代用できる子もいます。

あまり焦らず親が取りたい時には取れないもので、指しゃぶりはトイレットトレーニングと同じだと言われています。焦らないことが大事です。あまり根をつめずに見守ってくださいね。


質問の受付は、2013年2月28日をもって終了しました
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2010年2月号