2006年9月
「働き方と子育て」座談会
残暑の厳しい中、すくすく広場の2階にて「働き方と子育て」座談会を行いました

参加者は 大人6名、子ども5名の合計11名。お子様は最年少が4ヶ月、最年長が5歳です

土曜日の開催だった為、専業(主婦または主夫)の方の参加より育児休暇中の方や、保育園にお子様を通わせてお仕事をされている方の参加が多かったように思います。

比較的、「どのように働くか」「どのように預けるか」といったことに話題が集中しました。

今回は低いテーブルを囲んでの座談会となりました。4ヶ月のお子様はお母様のそばに寝かせたままお話することが出来ました。

まずは一人ずつ、自己紹介と「働き方と子育て」について、話題を挙げてもらいました。

挙がった項目は
仕事が好きなので、働く時間を調整してでも働き続けたい。子どもは風邪などをあまり引かない強い子に育てたい。保育園1年目は病気になりやすいと聞いているので病後児保育等に関心がある。

仕事と育児の両立は厳しく、仕事を辞めざるをえなかったが、女性の生き方、働き方の選択肢が増える方法を皆で考えたい。

20年前は保育園の数が少なく、無認可の保育園には保育環境に問題があった。

夫も育児休暇を取り、夫婦で協力して育児をする予定だが、認可保育園の入所は一斉入所の為、育児休暇中に入所できるのかが問題。入所後も勤務先が少し遠いこともあり、時間的にも仕事と育児のバランスを取れるのかが心配。

育児休暇を取得し、その後は夫婦で送り迎え等、育児と仕事とのバランスをとっているが
子どもの病気の時などやむをえない事情があっても休みを取りづらい職場の環境などが
大きな問題。子育てを優先したいが、子どもを育てるためには、仕事をしてより多くの収入を得る必要がある。

の5つです。

これらについて、参加者同士で情報交換を行いました。

全体的には、保育園入所後の仕事とのバランスの取り方に話題が集中しました。保育園入所後1年間は病気になる事が多く、病気によっては仕事を長期に休まなければならない事態となる為、予防接種のスケジュールを早めに組むことや、任意の予防接種の必要性など経験者の貴重なお話を聞くことが出来ました。

また、子どもが熱を出した時などは病後児保育に預けることよりも、まず保護者自身が飛んで帰ってそばについていてやりたい気持と仕事とのバランスを取ることが難しいというお話もありました。

子どもの病気を事前に防ぐために、保育園や小児科等で近隣の感染症の流行状況(水疱瘡やインフルエンザが流行っているなど)を調査しておくのも有効のようです。保健センターで行われる健康診断や予防接種は平日に行われるため、育児休暇中に集中して行う必要があることや、かかりつけ医で行う任意の予防接種は子どもの体調管理の必要があるといった問題点が浮き彫りになりました。

勤務先や近隣に病後児保育等のケアや体制が整っていたとしても「子どもが病気で苦しんでいる時くらい、仕事は休んでそばについてあげなさい」といった声かけがあるなどの職場の理解が重要であり、余剰人員がいない仕事の現状が子育てに負担を与えているのかもしれません。従来2人で行っていた仕事を経費削減等の為に1人で行っている実情や、そのために職場全体に休暇の取りずらい雰囲気があるなど、社会全体でみても働き方に大きな問題点を抱えていることが浮き彫りとなりました。

社会全体でもっともっとゆとりのある働き方をしていれば、子育て中の人が仕事と育児のバランスを取る心の余裕が生まれるかもしれません。夫婦間でも、家族全体でも、ゆとりのある生活をすることが出来れば子どもが病気の時にどちらが休みを取るか喧嘩をするようなことは起きないかもしれません。家庭崩壊が増えている原因は働き方の変化にあるのでは?といった意見もありました

小学校以降のことも話題に挙がり、子どもの問題行動やゆとり教育、塾や学力のことなど子育てに関する心配事は終わりが無いことが感じられました。根底には働き方の問題もありますが、経済の問題、特に教育費のことなどがあります

働くための預け先に関して、体制の整った無認可園を選ぶことや保育ママさんに子どもを預けるという選択によって、望む保育環境を子どもに与えることも可能であるという意見も挙がりました。預け先はまず認可園を考えますが、仕事とのバランスをとって育児をするためにも幅広く選択する必要性があります。「昔より選択肢は広がっている」「三鷹は恵まれていると思う」という意見がありました

育児の時間を多く取るために、様々な電化製品を公立よく使用することや家事代行サービスを利用することなども必要で、子どもを引き取ってから家で過ごす時間に家事をどうこなすかといったことも話題にのぼりました。

介護の現場に直面すると、どんなにいい老人ホームを子どもが用意していても、どんなに介護のケアにお金をかけていても高齢者自身はもっと家族といる時間を求めている。といった現実があり、これは子育ても同じで、お金をかけて教育や養育環境を整えることより、子どもと過ごす時間を大切にする必要があると感じる。という大変考え深いご意見もいただきました。

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2006年10月号