第1回 我ら「星の子」
星のソムリエみたか(星空案内人)
岡崎昌史(おかざき・まさふみ)
子育て中のお母さんやお父さん、星のソムリエみたか(星空案内人)の岡崎昌史といいます。これから毎月1回のペースで、星や宇宙についての話題をお届けします。今回は人間はじめ地球上のあらゆる生き物は、実は星の子どもだというお話です。 宇宙には太陽と同じ自ら輝く星が無数にあります。こうした星は生き物と同じように寿命があります。ただ、その期間が何億年と生き物に比べけた違いに長いのです。それでも、いつかは最後の日を迎えます。その時には自ら大爆発を起こし(「超新星爆発」と言います)、その星を形作っていたいろいろな元素を宇宙へ吹き飛ばします。それらが元になって、私たちの太陽や地球、さらには生命が形作られました。だから、私たちは「星の子」と言えるのです。 星の子である皆さんへ、星や宇宙の様々な話題をこれからお届けします。まだ地球以外で生命の存在は確認されていませんが、皆さんのお子さんが大人になるころまでには太陽系以外の惑星にも生命の存在することがわかるかもしれません。その生命は人間や地球の生き物と似ているのでしょうか。まったく、似ていなくても、「星の子」であることは同じですね。 こう考えると、夜空にきらめく星や木星、土星などの惑星、月を見ても親しみが湧いてきませんか。 |
2011年5月