講師:小谷英文先生 国際基督教大学教授(教育学科)国際基督教大学高等臨床心理学研究所所長
臨床心理学者として子どもたちやその保護者など多くの方の相談を受けていらっしゃる小谷先生は、現代社会の子育てや子どもの問題に心を傷めていらっしゃいました。不登校やひきこもりなどの子どもの問題や、母親の鬱、子育てが喜びや楽しみにならず負担になっているという状態をどう解決するかについてのヒントをお話されました。 幼児をお持ちの方対象のお話でしたので、後々深い問題にならないよう、幼稚園から小学校低学年までに対処しておくと良いことについて毎日の生活で参考に出来ることをたくさんお聴きすることが出来ました。 私が印象に残ったことは、家庭内の言葉のコミュニケーションがとても大切だということ。夫婦同士で言わなくても分っているだろうと思わず、ぶつかってもいいから言葉に出して話をすることが大切で、そういう家庭内の会話が多い環境で育つと子どもの心も安定するようです。 また、幼稚園から小学校に上がり、親から少しずつ離れ新しい環境に入る時に、 1.つまずくこと 2.ぶつかること(限界を知ること) 3.つかむこと をスポーツなどの身体レベルで経験することが、子どもの心を鍛える鍵になるということです。 大人になりたくない子どもたち、傷つきやすい子どもたちが増え社会問題にもなりつつあります。小さい時につまずくことを恐れず、何でもやってみることで、自分の限界も知り何かをつかめるのだと思います。 子どもは好奇心とエネルギーの塊です。こどもと一緒に失敗を恐れず色々なことをやってみると、子育てがもっと楽しめるのではと思います。 子育てコンビニから他に2名の現役ママが講演を聴きにきていましたので、感想をもらいました。
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reported by nana