1月の東京でも久々に雪が積もった週末、練馬区下石神井の「ちひろ美術館・東京」に二人の子どもを連れて行ってきました。小学生のお姉ちゃんはいわさきちひろの絵に少しは興味を持ってくれるだろうと心配なかったのですが、4歳の弟はすぐに飽きてしまい、家に帰ろうと言い出すのではなかろうかと心配しつつ出発しました。
美術館に到着し、ホームページで事前に受けた印象よりも暖かい雰囲気の美術館だなと思いました。だからといって子ども達がうるさくして良いわけではありませんが、シーンと静まりかえっている美術館に較べればちょっと安心かな!?当然、展示室は他の美術館同様静かですよ。
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さて子ども達、特に弟の方ですが、予想通り作品にはあまり興味を示しませんでした。でも、ガラス張りの廊下から中庭を見下ろしたり、児童館の一室のような子供部屋で遊んだり、彼は彼なりに楽しめたようです。 |
中庭には前日に降った雪が残っており、その雪の下からパンジーでしょうか、黄色や紫の花びらが顔を出していました。規律正しく並び、いわさきちひろの絵のような優しさを伝えるその花たちは雪解けを心待ちにしているようです。私はその中庭を見下ろせる2階廊下の椅子(丸みのある木のベンチ)を気に入り、この椅子に座りコーヒーでも飲みながら午後のひとときを過ごせたらなと勝手に空想したりしました。(育児中、ゆっくりと過ごせる時間に憧れてしまいますよね!)
いわさきちひろと言えば、絵本の挿し絵ですよね。だからでしょうか、授乳室やオムツ交換台(男性トイレにも!)があり、子連れでも安心して訪れることができます。今回、0歳の次女はお留守番でしたが、上の二人がいない平日に次女とまた訪れたいなと思いました。ホッとできる美術館でした。
*ホームページでは、アクセス方法として荻窪駅から上井草駅までバスを利用する方法が紹介されていますが、もし吉祥寺駅が最寄りの駅であれば、吉祥寺駅から上石神井駅までバスで行き、そこから上井草駅まで電車(西武新宿線)を利用するのが、バスの本数や費用を考えれば良いかと思います。
ちひろ美術館・東京
http://www.chihiro.jp/top.html
東京都練馬区下石神井4-7-2
TEL 03-3995-0612
テレフォンガイド 03-3995-0820
FAX 03-3995-0680
開館時間: |
午前10時〜午後5時 (GWと8月10日−20日の開館日は午後6時まで) |
休館日: |
月曜日(祝日は開館、翌日休館)
年末年始12月28日〜1月1日(1月2日から開館)
冬期休館2月1日〜末日
展示替のための臨時休館あり |
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